ゆきりんご
ゆきりんご
ゆきりんご
ゆきりんご
気がつくと、家にいた
あの時から記憶が抜け落ちている
どうやって帰ってきたのかも覚えていない。ただ涙が溢れるだけ
照
なんで翔太だけが。俺が代わりになれば良かったのに
全部夢だったらいいのに
照
照
照
夢じゃ、ないのか
じゃあせめて夢の中だけでも
照
照
照
照
照
気がつくと、見覚えの無い場所で 寝ていた
照
照
照
照
.。o○
遠くに、ずっと見ていた、見間違うことはない背中が見えた
照
息を飲み、涙を堪える
照
その背中はゆっくりと振り向いた
翔太
照
照
何回も転びそうになりながらも 駆け寄って、力一杯に抱き締める
涙でぐしゃぐしゃになった俺の顔を 翔太が撫でた
翔太
事故に遭って眠っている筈の翔太は、 昨日と変わらず柔らかに微笑んだ
照
翔太
翔太
照
翔太
涙を拭いて、もう一度抱き締めると 何だか違和感があった
照
翔太の体は、少しひんやりとして 妙に生温くて、生き物の体温じゃない ような温度をしている
翔太
照
翔太
翔太
翔太
照
翔太
翔太は悲しそうに謝るだけで、 何も教えてくれない
照
照
翔太
翔太
翔太は水に溶けるようにして 消えてしまった
夢はそこで覚めた。 俺の目尻からは涙が溢れていた
照
照
照
照
ゆきりんご
ゆきりんご
ゆきりんご
ゆきりんご
コメント
4件
しょっぴー…生きてるよね?