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未来莉
陽菜
数分後、目を覚ましあたりを見回すと蓮の家でみんながオロオロしていたが…。
陽菜
未来莉
未来莉
もう1人の私は床にぐったり横たわっている。
未来莉
どれだけ叫んでもみんなの耳には届かず、視線が倒れてる私に集中している。
大河
蓮
未来莉
すると倒れている本体が突然むくりと起き、上目遣いで蓮を見つめる。
未来莉に取り憑いたリズ
蓮
蓮
未来莉
未来莉
そうして私の顔をじっと覗き込んでいる。その目を見ているうちに中に入ってる奴の正体がようやくわかった。
未来莉
未来莉に取り憑いたリズ
すると頭の中からリズの声が流れてくる。
未来莉
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉
蓮の父親
未来莉に取り憑いたリズ
リズは蓮の父親の顔面に思いっきり蹴りを入れる。すると吹っ飛び、床に伏せてしまう。
未来莉に取り憑いたリズ
ヘラヘラしながらリズは胸ぐらを掴みそうして今までの私が出したことのないような低く唸るような声でこう言った。
未来莉に取り憑いたリズ
蓮の父親
未来莉に取り憑いたリズ
蓮
未来莉
愛菜
未来莉
未来莉
未来莉に取り憑いたリズ
どうするんだろうとハラハラしながらも凝視してみてみるといきなりリズがニコリと笑ったかと思うとキャバ嬢にお腹を思いっきりめり込むような拳を突きつける。
愛菜
愛菜
未来莉
未来莉
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
蓮
蓮
蓮
未来莉に取り憑いたリズ
そう言い、リズはおそらくどうやって印刷したのかは不明だが、証拠が印刷された紙を床にばら撒く。
陽菜
陽菜
そこに書かれていたのはおそらく、この尻軽が書き込みをしたSNSの裏垢とカリンが集めてくれた過去の情報が書かれていたのだ。
愛菜
SNSの愛菜の書き込み
ai
ai
ai
ai
ai
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
リズはバカにしたようにケラケラ笑う。
蓮
大河
蓮は怒りにこらえて呼吸が荒くなり、手にしていた包丁を振り下ろそうとしたが、ギャル男や陽菜ちゃんに止められている。
陽菜
未来莉
私も止めようとするが、蓮には聞こえていないみたいだった。
それでも私は必死に蓮に涙ながらに訴え続ける。
未来莉
未来莉
すると…。
未来莉
蓮
蓮
未来莉
するとすとんと横で蓮が崩れだし、同時に持っていた刃物を落とす。
未来莉
その瞬間、陽菜ちゃんが慌てて拾い、どこかにしまう。
未来莉
未来莉
愛菜
あいつの言葉にリズはこくりと頷く。
未来莉に取り憑いたリズ
愛菜
あいつのの手がリズに飛んでくるが、上手くかわし、足を引っ掛け転がす。
愛菜
しかしカノジョは立ち上がろうとしたが重りを担いだかのような足取りでぐんっと足取りが重くなったように動けなかったようだ。
愛菜
未来莉
未来莉
蓮
大河
陽菜
私はその正体を知り顔を歪ませる。蓮たちも同じだったようで私と同じように後退りをする。
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
本当にそうだった。
確かにあの尻軽には子供が3、4人と男が2人しがみついていた。
子供のうちの1人である女の子には熱湯がかけられたような痛々しい跡がある。みんな青白い顔をして耳元で何を言ってんのかわからないがぶつぶつ何か言っている
愛菜
あいつも気づいたのか泣きながら振り払う。
大河
未来莉に取り憑いたリズ
するとあまりにも怖くなったのかあいつはパタリと気絶した。
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉
未来莉に取り憑いたリズ
私の存在に気づき、リズは鬱陶しそうに私を見る。
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
未来莉に取り憑いたリズ
リズは手を肩にポンポンと置くと私はまた、気を失ってしまった。
未来莉
未来莉
未来莉
気がつくと病院のベッドの上でリズがひょっこり横から顔を覗かせる。
未来莉
リズ
リズ
未来莉
未来莉
頭にズキンっとした痛みがある。触ってみると布みたいな包帯みたいなものが巻き付けられているのがわかる。
未来莉
リズ
不意にリズが傷を指で突く。包帯がしゅるしゅると解けて膝に落ちた。
未来莉
未来莉
リズ
未来莉
未来莉
リズ
リズ
リズ
未来莉
リズ
未来莉
未来莉
未来莉
リズが出て行った後、今度は蓮が病室のドアから顔を覗かせてきた。
蓮
蓮
未来莉
蓮
未来莉
未来莉
蓮
未来莉
蓮
蓮はぎこちない様子でパイプ椅子に座る。
蓮
そう言いながら、蓮は買ってきたコーヒーをすする。私は蓮が買ってきてくれたいちごオレを口に運びつつ、黙って話を聞いていた。
未来莉
蓮
未来莉
蓮はそう言いながらほっと安心した様子ではにかんだ笑顔を見せた。
未来莉
蓮
未来莉
蓮の顔をまじまじと見続けると蓮の顔にはおそらく治療した後であろう絆創膏やガーゼがたくさんあり、額にはおそらく縫ったような傷がある。
蓮
蓮
未来莉
蓮
未来莉
蓮
未来莉
蓮の前髪をあげてみると、縫い傷だけじゃなく他にも殴られた痕が複数箇所あり、腕を横目にみると袖口の腕からはみるからに痛々しい痕が見える。
未来莉
蓮
蓮
未来莉
未来莉
未来莉
そう言い、蓮の頭は軽くポンポンと撫でる。
未来莉
蓮
蓮
未来莉
蓮
そう言う蓮の目からはポロポロ涙が溢れ出た。
蓮
未来莉
未来莉
蓮
蓮は涙をポロポロ流しながら首を横に振る。
未来莉
私は思わず蓮のそばに行き、蓮をギュッと抱きしめる。
蓮
未来莉
未来莉
蓮
未来莉
蓮
未来莉
未来莉
1ヶ月後
あの後、蓮の父親とキャバ嬢は逮捕されて蓮は隣町の祖父母の家、 陽菜ちゃんたちは近所の親戚宅に預けられたそうだ。
未来莉
蓮
未来莉
蓮
あれから蓮は今よりもずっと明るくなり笑顔も増えたような気がする。
それに
大河
蓮
あの出来事の後、ギャル男こと森下と蓮は仲良くなったそうだ。
大河
未来莉
大河
未来莉
大河
未来莉
あのあと、正蘭はあの火事による顔の火傷が原因で転校してしまったらしい。
蓮
未来莉
私にとってはどうでもよかった。
未来莉
未来莉
こうして私はほたるだけじゃなく、幼馴染の男子の未来も変えることができた。
ほたる
未来莉
未来莉
2024 5月10日。卒業式まであと11ヶ月10日。