未怜と教室の前でわかれ
隣の教室に入り、しばらく
彪斗と、蓮央と話していた
「「D組の女子共が揉めてる」」
この一言で察しが付いた、
月城彪斗
もしかして、、、
瀬戸奏多
ああ…
俺は席を立ちD組の教室を覗いた
目に入ったのは泣いてる未怜
瀬戸奏多
俺の女泣かせたの誰?
自分でもビックリする程低い声だった───
未怜を泣かせるやつは誰だろうと許さない───
俺は未怜の元へ行き、
涙を拭き、頭を撫でた───
瀬戸奏多
こいつに告ったの俺だから
「「うそ…」」
教室がざわつく
これくらい派手にしとけば、
未怜がこいつらに泣かされることはもうないだろ、と思った───
だが、その考えは甘かった──
HRのチャイムが鳴り、
俺は教室に戻った───
HRが終わり、授業が始まるまで
寝ようとしたが───
「「瀬戸ちょっと!!」」
担任で従兄弟の橘耀(たちばな ひかり)───
廊下で、
橘耀
ほかの生徒と問題起こすのだけは辞めろよ?
瀬戸奏多
別に俺が悪いわけじゃ…
橘耀
わかったけど
橘耀
一応忠告!! 担任として
瀬戸奏多
ほんっと耀が担任とか笑う
橘耀
学校では橘先生!!
瀬戸奏多
耀先生w
橘耀
彼女葵の友達だろ?
橘耀
お前人気なんだから彼女ちゃんと見とけよ?
瀬戸奏多
言われなくても
耀は職員室に向かっていった
俺は教室に戻った───
月城彪斗
大丈夫か?
瀬戸奏多
おう
月城彪斗
朝のことか?
瀬戸奏多
そう
月城彪斗
あれはお前悪くなくね?
瀬戸奏多
わかってた
俺は悪くない───