テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
やっと撮影が終わった...
ror
mrtn
krh
kou
kouの鋭い視線が刺さる。
grgn
今の僕を直視されたらきっと、 “全部壊れてしまうから”
“助けて”って喉まできてるのに、 どうして声にならないの?
grgn
俺が無理やり笑顔を作ると kouの顔が少し曇った気がした。
リビングに移動し、 みんなが動画を見返し始める。
kou
grgn
嘘だ。喉なんて乾いてない。 ただみんなの“眩しい光” から逃げたかっただけなんだ。
俺は逃げるようにキッチンに向かった
暗闇の中で俺はひとりなった
冷蔵庫から水をとりだし、 コップに注ぐ。
水を1口、含んだ。
味がしない。
朝食のハンバーグが砂みたいだったの と同じだ。
それどころか、喉の奥から、鉄のような錆びた感情の味がせり上がってくる
grgn
リビングからは、まだみんなの声が 聞こえてくる。
壁1枚向こうは、あんなに暖かくて 輝いているのに、 こっち側はどうしてこんなに、 冷たくて真っ暗なんだろう。
kou
いつかkouちゃんが言ってくれた言葉が 脳内でリフレインする。
kouちゃんが好きなのは、カメラの前で 笑っている“俺”でしょ?
こんな風に、暗いキッチンで蹲って 呼吸の仕方も忘れてしまった “出来損ない”俺じゃないでしょ?
grgn
心の中で叫んだ。 でも、声に出す勇気なんてない メンバーのみんなが俺を 「明るくて、頼りある中心人物」だと 思っている。 その期待を裏切るのは、 死ぬことよりも怖かった。
ガタガタと指先が震え出す。 持っていたコップが指から 落ちそうになり、俺は慌ててそれを カウンターに置いた。そのまま 崩れるように、床に座り込む。
grgn
ふとキッチンの隅に置かれた ゴミ箱が目に入った。 明日の朝には、このゴミと一緒に 俺の存在も捨ててしまったらいいのに
学校へ行って、撮影して、 また笑って
そんなループが一緒続くと思うと、 吐き気がした。
視界が急にじわじわと熱くなる 堪えようとすればするほど、 鼻の奥がツンとして涙が溢れ出した
grgn
声を出さないように、自分の腕を 強く噛む。口の中に鉄の味が 広がったけれど、心の痛みの方が ずっと強かった。
その時だった。
kou
リビングのドアが開いた。 俺は反射的に涙を拭おうとした。 でも、腕に力が入らない。 座り込んだまま、動くことすら出来ない
kou
kouちゃんが壁のスイッチを 探る音が聞こえた。
やめて。 電気をつけないで。 俺の事惨めな姿を、暴かないで-
カチッ
泣き顔を見られてしまったgrgn。 「なんでもない」と必死に 微笑もうとする彼の体は小刻みに震えていた。 それを見たkouちゃんはgrgnの腕にある “ある線”に気づいてしまう。
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ