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クズな🦈さんが見たかった 関係ないですが、そろそろ消えようかなと思います。オチ弱いし、同じ話しか書けなくなったので
・ご本人様と関係ありません ・個人用なので駄作 ・一応社会人 ・浮気症 ・嘔吐 ・大病(雑に書いてるので、該当するものは無いはず) ・病院への解像度が低い ・短い ・キャラ崩壊注意 ・何が来ても良い人向け ・余計な話を書きたがるので展開を急にした
以下本編 103タップ
俺の彼氏は浮気症な人。前から色んな女の子とホテル行ったり、旅行に行ったりする。「そんな人なら別れろ」と言われるが、彼は一人で生きられないし、長続きもしない。「野垂れ死んでほしい」なんて思わないから、家政夫のように家事をして、生活費を渡す。
好きなのは俺だけ。この関係にも慣れてしまった。
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最近、嘔吐を繰り返すようになった。食事も喉を通らない。お茶や水を大量に摂取してお腹を満たしているが、そろそろ限界かもしれない。
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咳き込みながら、ゆっくり鉛筆を進める。彼がこんなものを見るとは思えないが、それでも生きてほしかった。
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夜ご飯を作っている最中に息苦しくなってしまった。携帯がある机まで這いつくばり、手を伸ばしたが、視界が霞んでいる所為で上手く掴めない。
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彼はきっと帰ってこない。帰ってきたとしても、救急車は呼ばない。自分でなんとかしないとならないのに、体が上手く動かない。
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火遊びの帰り、一応付き合っている恋人に連絡する。相手は男だが、仕事しながら家事も料理もしてくれる。楽だから一緒に住んで、全てをお願いした。いつもはすぐに返信が来るのだが、今日は中々返信が来ない。
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コンビニに寄ってから家に帰る。彼の声が一切聞こえない。不審に思いながらリビングの扉を開けると、彼が倒れていた。
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ただ寝ているだけではない。顔色が悪い。全体的に痩せ細っている。手が震える中、救急車を呼んだ。
診察室無ぁい!
医者
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医者
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医者
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医者
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医者
医者に説教されながら、彼の状態について説明される。あまり見ない病気らしい。前例はあるが、どの人も亡くなってしまった。例の通りなら、彼もいずれ亡くなる。
気持ちなんて無いはずなのに、心に穴が空いた気がした。
家に帰って、散乱していた荷物を片付ける。作り途中だったであろう料理に手を付けてみたが、全て焦がした。ネットで調べながら、風呂を沸かしたり、洗濯物を畳んだりしたが、彼のように上手くいかない。
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ようやく眠ることが出来る。気づけば日付が変わっていた。睡眠を取る前にアクセサリーが入っているタンスを引き出す。そこに手紙が入っていた。
シャークんへ 体調が悪化していくので手紙を書くことにしました。読まないって分かってるけど、メモはちゃんと残してくれると嬉しいです。 俺から言いたいのは一つ。女の子泣かせちゃだめだよ。シャークんは格好良いのに、そういうところで損をしてる。ちゃんと愛せる人を探してね。
最後の一行、消されてある「大好き」の文字を見て、涙が出てきた。そのまま、封筒の上に置かれてあるメモを見る。そこには「お金!」と書かれてあった。封筒の中を見ると、百万円程は包んでいた。
俺に対してやり過ぎだと思う。このお金を見て、彼が自分の物を買わない理由も自分の物を売っていた理由も分かった。
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彼は常に俺のことを考えてくれていた。なのに、俺は彼に何もしなかった。医者が呆れるのも当然だ。自分の行いを悔やみながら、眠りにつく。
翌日、約束をしていた女の子達にメッセージを入れる。お怒りのメッセージが沢山届き、全員からブロックされたが、今となってはどうでもいい。出社する為に着替えを始める。
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俺は焦る気持ちを抱えて、家を出た。
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彼に協力してもらいながら今日の分と、明日の仕事の四分の一を終わらせた。少しだけ定時を過ぎてしまったが、面会には間に合う。
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受付を済ませてから彼の病室に向かう。彼は起きていなかった。棚の上に手紙を置く。彼ならきっと読んでくれる。
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虚空に声をかけて、病室の扉を閉めた。
次の日も、次の日も、次の日も、彼は起きない。気がついたら手紙が十四枚になった。
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そう声をかけるのも辛くなってきた。自分さえ居なければ、彼は幸せになっていたのだろうか。
目を開けると知らない天井だった。近くにいたお医者さんが俺に近づく。
検査やらなんやらをこなし、担当医の方とお話する。俺が罹った病気は珍しいもの。治るかも分からず、余命も長くはない。
医者
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関係値だけ嘘を吐いた。お医者さんは冷たい目を俺に向ける。
医者
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医者
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医者
病室に戻って、窓を眺める。彼のお昼休憩の時間が過ぎてしまったので連絡を入れられない。夜なら電話に出てくれるだろう。
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携帯が無いので辺りを見渡して、何か無いか探す。そこで、棚の上に置かれたカゴに気がついた。中には沢山の手紙が届いている。内容を見ると、彼からの手紙だった。
今まで何もしなくてごめんなさい
最初はそれだけだった。読み進めていくと、彼が何をしているのかが分かった。仕事と家事の両立が難しいこと、俺が家事もやって来てくれた有難さというものを知ったこと、お金は使っていないこと、沢山書かれてある。手紙に女の子との予定は一切書いていない。
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病院の中を歩き回り、時間を潰す。入院というのは意外と暇だった。
十九時、申請を通してからシャワーを浴びた。暇なので寝ようとした時、病室の扉を引きずる音が聞こえた。そして、カーテンが開かれる。
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何故か俺は彼に抱き締められた。とても嬉しいが、こんなの彼ではない。
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俺の知っている彼ではない。彼のフリをした何かだろうか。でも、手紙には色々やっている様子が書いてあった。何も分からない。
混乱していると、彼は今まで見せたことない顔をした。
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彼はさっさと帰っていった。他人が彼のフリをしているようには思えない。間違いなく、彼自身であるが、彼のように思えない。
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そう結論づけた俺は、さっさと退院する為に早く寝た。
四季が何度も訪れた。彼の体調は良くなっていった。時々、嘔吐してしまうこともあるが、それも数ヵ月に一回まで治まった。今日は休日なので、何処かに出掛けようか提案をしてみる。
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彼は子供のようになんでも話したがる。今日は彼の話を聞く日のようだ。本に書いてあっただろう、豆知識や雑学を話してくれる。知っていても俺は彼を甘やかして「なかむは詳しいね」と言う。
こう言うと、彼は嬉しそうに笑う。その顔が、とても愛おしい。彼が側に居続けてくれて、本当に良かったと思える。
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この世に一人しかいない、大切な人。この先も彼を裏切ることなく、尽くしていきたい。