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コメント
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わあっ、第1話からめっちゃカッコよかった!!沙來ちゃん、圧倒的強さなのにどこか孤独で…でも「必要」って言われて心が揺れるところがもうたまらんかった😭💕 蘭の甘い声で「沙來ちゃん♡」って呼ばれるシーン、ちょっとときめいたよね…?! 梵天の3人も個性強すぎて早く続きが気になる〜!次の話も楽しみにしてるね!🔥
東京の夜はいつだって騒がしい。
ネオンの光。人々の笑い声。車のクラクション。
そんな街の中で、1人だけ異様な空気を纏って歩く少女がいた。
坂本沙來。21歳。
腰まで伸びた艶のある綺麗な黒髪。
誰もが1度見たら忘れられない大きな瞳。
街を歩けば振り向かれる。
可愛い!
綺麗!
あの子誰?
そんな声が聞こえるのは日常だった。
けれど__
彼女を知る人間は、見た目だけで判断することがどれだけ愚かなことか知っている。
沙來
沙來は、目の前に倒れた男たちを見下ろしながら小さく呟いた。
人数は十数人。
全員、この世界では名の知れた連中だった。
けれど彼女には関係ない。
沙來
淡々と吐き捨てる。
次の瞬間。
背後から襲ってきた男の拳を振り返りもせず避けた。
男
驚く暇もない。
沙來の手が男の腕を掴む。
そして軽く投げ飛ばした。
ドンッ!
地面が揺れるほどの衝撃。
男たちは言葉を失った。
男
誰かが呟いた。
その言葉に沙來は少し目を細めた。
化け物。
昔から何度も言われてきた言葉だった。
でももう慣れている。
自分が普通じゃないことくらい、誰よりも分かっていた。
強くならなければならなかった。
そうしなければ__
何も守れなかったから。
沙來
沙來がその場を去ろうとした時。
ガサガサ…
春千夜
低い声。
沙來は足を止めた。
暗黒から現れた男。
ピンク色の長い髪。不気味な笑み。
三途春千夜。
春千夜
春千夜は倒れている男たちを見て笑う。
春千夜
沙來は警戒するように目を細めた。
沙來
春千夜
春千夜は楽しそうに笑っていた。
春千夜
その瞬間。空気が変わった。
ただの不良ではない。
本能が告げていた。目の前の男が危険だと。
沙來
その名を口に出すと春千夜は、ニヤァと口角をあげた。
春千夜
そして__
さらに2人の男が姿を表す。
蘭
竜胆
2人は強さを確認するかのような目で沙來を見る。
だがそれ以上に。
蘭
蘭がニチャアと笑みを浮かべた。
竜胆
竜胆も興味深そうに沙來を見る。
蘭
沙來
沙來は冷たく言う。
春千夜
蘭
沙來
その言葉に沙來の眉が少し動く。
沙來
竜胆
春千夜
蘭
沙來は黙った。
沙來
必要。…必要だと言った。
"あの日"から必要とされることがあっただろうか。
春千夜
春千夜
沙來
沙來は構えた。抜け目のない体制。
次の瞬間。
春千夜が動いた。普通の人間なら反応できない速度。
春千夜
けれど__
沙來
沙來は避けた。
3人の表情が変わる。
春千夜
蘭
蘭は笑った。
竜胆
竜胆も目を細めた。
沙來
沙來は距離をとった。
この3人。強い。
でも負けてはいない。
勝てるかもしれない。
でも、勝てないかもしれない。
そんな、絶妙な強さ。それが沙來には分かった。
春千夜
春千夜は不気味な笑顔を作った。
蘭
春千夜
竜胆
沙來
蘭
沙來
笑顔で問いかけてくる蘭に恐怖を感じる。
反社というものは恐ろしいものだ。
蘭
沙來
竜胆
春千夜
笑顔で近寄ってくる。改めて圧がすごい。
その時。外で車の止まる音がした。
沙來
蘭
春千夜
迎えが来たのだ。私もそれに乗って行くということ。
春千夜
沙來
無言で後ろをついていった。
逃げれるなら全然隙だらけだし、銃で殺すこともできた。
なのに、私は黙って後を追っていた。
自分がなぜ狙われているのか知りたかった。
梵天が何を考えているのか。
そして__
この先の人生がどう変わっていくのか。
外には黒いワゴン車が止まっていた。
蘭
春千夜
竜胆
車の運転手は見た感じ部下らしい。少し怯えているように見えた。
春千夜
沙來
蘭、竜胆の次に乗った。最後は春千夜。
扉が閉まった。
もう戻れない。
蘭
沙來
蘭
ぐいっと腕を引っ張られ、膝の上に乗せられた。
沙來
蘭
竜胆
春千夜
まだ外は賑やかで、騒がしい。
車の窓から静かな風が流れ入っていた。
蘭
竜胆
自己紹介タイムが始まった。
蘭
竜胆
蘭
春千夜
蘭
竜胆
沙來
それから数分が経った。車が減速する。アジトについたのだ。
蘭
ドォンッ!
大きな音が左から聞こえた。春千夜が勢いよくドアを開けたのだ。
春千夜
沙來
欄の膝の上から降りた。
蘭
車から降りると、でかいビルのような建物。ここがアジトだと一目で分かる。
数メートル先に春千夜の背中が見える。
慌てて背中を追いかける。
沙來
坂本沙來は、梵天という反社の世界に足を踏み入れた。
そして、彼らはまだ知らない。
梵天という巨大な組織ですら、揺るがす存在になるということを。
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