テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

海青

それでは、どうぞ!

※不破っち若干口悪いです

次の日

不破 湊

……ぁ…?

甲斐田 晴

不破さん、おはよう

不破 湊

ん…はょ……

甲斐田 晴

ははっ、目開いてないよ?

不破 湊

んぅ゙…

甲斐田 晴

ちゃんと目が覚めてからでいいから、洗面所で顔洗ってきてね

不破 湊

…分かった

甲斐田 晴

じゃあ、僕は朝ごはん作るから先に行くね?

不破 湊

ん…

ガチャン

不破 湊

………

あの後はお互いに、もう聞き回る気にもなれなかった

そのため、やる事がなくなり暇になったから久しぶりにゲームをした

久しぶりにやったからか、思った以上に楽しくいつの間にか夜になっていた

そん時の俺は家に帰るなんて選択肢はなく、そのまま甲斐田の家に泊まった

まぁ、甲斐田もあの時聞いてこんかったしあいつの選択肢にも、その考えはなかったのだろう

ご飯はすべて、甲斐田が冷蔵庫にある物だけで作ってくれた

…今日は、俺が作ったろうかな……

ま、朝はもう作ってもらっとるし昼からでいっか

不破 湊

…今日は、どうしよっかな

なんて考えながら、洗面所に向かった

リビング

ガチャッ

甲斐田 晴

不破さん…!ちょうど今できたところだよ

不破 湊

ん、ありがとな

不破 湊

そんじゃ、いただきます

甲斐田 晴

いただきます!

甲斐田 晴

あ、そういえば不破さん

不破 湊

ん?

甲斐田 晴

さっきスタッフから電話が来たんだよね

不破 湊

スタッフから?

甲斐田 晴

うん、ろふまおスタッフから

不破 湊

行かなくて良くね?←

甲斐田 晴

それは思ったけど…なんか色々と限界らしいよ

不破 湊

溜めてある動画が?

甲斐田 晴

そうらしいね

さっき少しだけ見たけど、マジで限界そうだったな

不破 湊

週1しか出てないとはいえ、そろそろ限界か…

甲斐田 晴

…どうする?

不破 湊

つっても、俺らは元々ここに来る気なんて全く無かったんやしええんやない?

甲斐田 晴

そうだね、じゃ、無視でいっか

前からだけど、もうこっちの世界なんて嫌いだし

不破 湊

お前、やってる事やべ〜ぞ

甲斐田 晴

良いの良いの、もうこっちに来なければいい話だし

不破 湊

それもそっか〜

不破 湊

んでさ、今日はどうするん?

甲斐田 晴

今日か〜…どうしy……

プルルルルル プルルルルル

甲斐田 晴

ん…?

不破 湊

誰からなん?

甲斐田 晴

…藤士郎から

不破 湊

ふぅ〜ん、ま、一旦出てみたら?

甲斐田 晴

だね、ちょっと待ってて

不破 湊

ピッ

甲斐田 晴

もしもし、藤士郎?

弦月 藤士郎

あ、晴くん!よかった…出てくれて

甲斐田 晴

一体どうしたの?

弦月 藤士郎

その…僕ら、晴くん達を手伝いたいと思って!

甲斐田 晴

手伝う…?なにを?

弦月 藤士郎

昨日、病院で話した時きっと晴くんには僕らが知らない、なにかがあったんだと思うんだ

弦月 藤士郎

例えば…卒業式の時の事とかさ……

甲斐田 晴

…で?具体的にどう手伝ってくれるの?

弦月 藤士郎

晴くん達が知りたいこととか、なんでも教える!

甲斐田 晴

知りたいこと…?

弦月 藤士郎

うん、これまでにあった事とか色々!

弦月 藤士郎

そうすれば、晴くん達の負担も少しは……!

甲斐田 晴

__じゃあ、この世界について教えてくれない?

弦月 藤士郎

…ッえ?

甲斐田 晴

なんでも教えてくれるんでしょ?なら、答えてよ

甲斐田 晴

この世界が、どんな世界なのかさ

弦月 藤士郎

どんな世界か…

弦月 藤士郎

………

甲斐田 晴

…ほら、答えられない

甲斐田 晴

なんでも教えるって言ったのに、結局なにも教えてくれないじゃん

弦月 藤士郎

そういう事じゃなくて、もっと日常的なこととか…!

甲斐田 晴

もう、僕らにとっての日常と君らにとっての日常は違うんだよ…

弦月 藤士郎

え…?

甲斐田 晴

…じゃあね

弦月 藤士郎

ちょ、まっ、待っt

甲斐田 晴

………

不破 湊

甲斐田…

きっと、藤士郎からなにか言われたのだろう

それも、俺らにとっては余計にしか思えないようなことを

甲斐田 晴

不破さん…

不破 湊

…大丈夫や、俺がついとるから

甲斐田 晴

うん…大丈夫…

不破 湊

大丈夫や、大丈夫

不破 湊

俺らで探ればええんよ、この世界について

不破 湊

他の奴なんか関係ない

不破 湊

これは俺らだけの問題や

甲斐田 晴

…そう、だよね

甲斐田 晴

僕ら以外の人は知らなくて良いこと…

甲斐田 晴

関係ない…関係ない……

不破 湊

おん、関係ないんやよ

甲斐田 晴

…ありがとう

不破 湊

あぁ

そうや、関係ない

これは俺らだけの事や、俺らが知ってればそれでええ…

やからもう、他の奴らは口挟んでくんな

不破 湊

そんじゃ、今日も頑張るか

甲斐田 晴

うん!

一方その頃

加賀美 ハヤト

剣持さん、少しいいですか?

剣持 刀也

なに?

加賀美 ハヤト

この際だから聞きますが、剣持さんはどっちの世界で生きたいんですか?

剣持 刀也

どっちの世界に、ねぇ…

剣持 刀也

…僕は、まだ分からない

剣持 刀也

でも、みんなが生きたいって思えた方の世界で生きたい、とは思ってるよ

加賀美 ハヤト

…!そうですか

剣持 刀也

逆に社長はどうなの?

加賀美 ハヤト

私は…そうですね

加賀美 ハヤト

私も、剣持さんと同じですね

剣持 刀也

…本当?

加賀美 ハヤト

なぜ?

剣持 刀也

なんか、変に間が感じられたから

加賀美 ハヤト

…私は本当のつもりで話してるんですけどね

剣持 刀也

まぁ、今は分かってないだけで、いつかは分かると思うし

剣持 刀也

そんな焦らず、考えてこ

加賀美 ハヤト

…はい、そうですね

剣持 刀也

よし、悩める社長のために今日は僕が相手になってあげよう

加賀美 ハヤト

どうしてそうなる??

剣持 刀也

まぁまぁ、悩んでばっかなんて柄じゃないし別にこういうのも良くない?

加賀美 ハヤト

あなたがそこまで言うのなら、受けて立ちましょう

早乙女 愛夢

お〜お〜、白熱してるね〜

早乙女 愛夢

じゃ、俺は散歩してるから頑張ってね〜

加賀美 ハヤト

はい、それじゃあ

剣持 刀也

やりましょっか

加賀美 ハヤト

えぇ

てか僕ら、毎日のように戦ってばっかじゃない?

…まぁ、暇つぶしできるのがこれしかないから仕方ないか

ていうか、本当にどうしようかな…

どっちの世界で生きたい?って言われても、こっちの世界だと死ぬ可能性があるし

あっちの世界は安全だけど、結局、今までしてきた事とする事はなんら変わらない

けれど今の僕は、それ以上のなにかを求めてしまっているような気がする

"今まで通り"じゃ、満足いかない僕がいる

もっとなにか…なにか、違うもの

これからの僕の人生に欲しいもの……

剣持 刀也

…っ!

加賀美 ハヤト

…!?おッ、と……

加賀美 ハヤト

ふぅ〜…危うく殴りそうでしたよ

剣持 刀也

あ…ご、ごめん…

加賀美 ハヤト

それで、どうしたんですか?

剣持 刀也

いや、それほどの事じゃないし大丈夫だよ

加賀美 ハヤト

私と戦ってる間も考えてたのに?

剣持 刀也

なっ、き、気づいてたの?

加賀美 ハヤト

はい、もうバリバリ

剣持 刀也

…手加減してたってこと?

加賀美 ハヤト

今そこ気にするところじゃないでしょ…まぁ、そうですけど

加賀美 ハヤト

で、なに考えてたんですか?

剣持 刀也

えっと…さっきの、どっちの世界で生きたいかって事

加賀美 ハヤト

ほうほう

剣持 刀也

色々と考えたけど、やっぱりまだ分からなくって

剣持 刀也

でも、どちらにせよ、なにかが足りない気がして…

加賀美 ハヤト

なにかが…?

剣持 刀也

うん、4人で一緒に居たいのはもちろんなんだけど

剣持 刀也

でもなにか、欠けてるような気がして…

加賀美 ハヤト

欠けてるもの…か

加賀美 ハヤト

ん〜…なんでしょう?

剣持 刀也

社長は、そう思ったことないの?

加賀美 ハヤト

ないですね

加賀美 ハヤト

私は4人で居れれば、なにも要らないと思ってますからね

剣持 刀也

でも、前は違かったじゃん

加賀美 ハヤト

あははっ、確かに前は違いましたね

加賀美 ハヤト

零さんとやり直したい…今度は絶対、幸せにしてあげたい……

加賀美 ハヤト

そう…思ってました

剣持 刀也

…僕も、同じだよ

剣持 刀也

原田に、あの時のことをちゃんと謝りたかった

剣持 刀也

そして…あの時じゃ、行けなかったところに一緒に行ってたくさん遊んでやりたい

剣持 刀也

でも、あんな原田の笑顔見たら…もうそんなことしなくても、幸せなのかもって…

加賀美 ハヤト

はい…

加賀美 ハヤト

…結局、私がなにもしなくても零さんは幸せになってくれる

加賀美 ハヤト

もういっそ、あの時のことなんか忘れてくれれば…っ

剣持 刀也

…社長……

加賀美 ハヤト

…剣持さん、もう一度相手してくれませんか?

剣持 刀也

え…?

加賀美 ハヤト

この気持ちを吹き飛ばすためにも…お願いします

剣持 刀也

…!うん、分かった

剣持 刀也

今度は手加減なしで、ね?

加賀美 ハヤト

はい

数日後

不破 湊

__誰も、あん時の事は覚えとらんかったよ

かがみもち

……え?

どういう……こと……?

甲斐田 晴

弦月や長尾も、高3の卒業式のこと知らないって…

甲斐田 晴

なんなら、"そんなことなんて無かった"って言われたよ

不破 湊

それに、原田って奴も幽月って奴にも聞いてみたけど2人も知らんって

不破 湊

完全に…なかったことにされとった

かがみもち

…っ!!

剣持 刀也

そ、っか…

原田…覚えてなかったんだ……

早乙女 愛夢

でも、君は運がいいね?湊くん

不破 湊

……はッ…?

甲斐田 晴

お前、まさか…!

剣持 刀也

…っッ

もうッ、なにがなんだか分からないよ…ッッ

海青

それでは、次回!

この作品はいかがでしたか?

2,296

コメント

9

ユーザー

つ、続きを…おめぐみくださi…

ユーザー
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚