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五色工
ん...ここ、は...？
工の母
つ...とむ？
五色工
！
五色工
お母さん！！って、なんでそんな川の...
工の母
工！！ずっと会いたかったわ！
五色工
、俺も！！
工の母
早くこっちにおいで
五色工
うんっ！今行くね！
ザバーザバザバ
五色工
？！
五色工
(この川...深っ？！)
ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ
五色工
ﾌﾞｸﾌﾞｸ(早、く！お母さんのとこに...)
「五色！！五色！！！」
五色工
ｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞｺﾞﾎﾞ(この声は...白布さんっ？！)
「早くっ！！目を覚ましてくれよ...？！」
五色工
ﾌﾞｸﾌﾞｸ(白布さんに会いたい)
「お前に最期に伝えた俺の気持ちが...！」
五色工
ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ(白布さんが...なにか言ってる...？)
「大っ嫌いで終わって欲しくないんだ！！！」
五色工
(俺だって、まだ言いたいこといっぱいある。)
「戻ってこい！！五色！！！」
五色工
(ああ、戻らなきゃ。)
(白布さんが呼んでる)
ザバァー！！！
工の母
工？！大丈夫なの？！
五色工
コホッ、コホッ、うん、
五色工
大丈夫。
工の母
そう、ならもう一度！
工の母
その川を泳いでこっちに！！
五色工
ごめん、お母さん。
五色工
そっちには行けない。
工の母
？！
工の母
どうして...？
五色工
俺、呼ばれてる。
五色工
"まだ"、そっちに行っちゃいけないんだ。
工の母
そう...｡工が決めたんだもの。
工の母
反対はしないわ。
工の母
...でも、！
もう、ここに来たらダメよ？
五色工
う...ゴホッ、カハッ！
白布賢二郎
？！
白布賢二郎
五色！！五色！！！
白布賢二郎
早くっ！！目を覚ましてくれよ...？！
医者
どうしましたか？！
白布賢二郎
五色が...なんだか苦しそうで...！！
医者
そう、ですか...(記憶が...無くなっていってる)
白布賢二郎
先生！！！五色は...？！
医者
大丈夫ですよ。今、生と死の境目を
さまよっているんです。
さまよっているんです。
医者
たくさん呼んであげてください…！
白布賢二郎
！
白布賢二郎
はい！
白布賢二郎
五色！五色！！！
白布賢二郎
頼むっ...！
白布賢二郎
お前に最期に伝えた俺の気持ちが...！
白布賢二郎
大っ嫌いで終わって欲しくないんだ！！！
白布賢二郎
戻ってこい！！五色！！
五色工
う、はぁ、はぁ、
五色工
ん...は！
白布賢二郎
！！！
白布賢二郎
目を覚ましたのか！！五色！！
五色工
ん...？？？
白布賢二郎
五...色...？
五色工
あ、えと...
誰...ですか？
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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