テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
⛄️『よろしくお願いします!』
広いスタジオに響く元気な声。
これは大人気アイドルグループSnowManの9人の声。
グループとしては勿論、個人でもそれぞれが活躍している9人だ。
そんな彼らは久しぶりに9人揃っての撮影をしていた。
忙しいけど楽しく何も無いいつもの日々を過ごしていたそんな時だった…
ドカーーーーん!!ドカーーーーん!!
向井康二
渡辺翔太
楽しく撮影を進めていると突然地面が黒くなり、中から人間とは言えない化け物や、犬や猫のような4足方向の巨大怪物が出てきて暴れ回り始めた。
佐久間大介
目黒蓮
ラウール
深澤辰哉
自分の頬を抓ってみたが痛みを感じる。 つまりはこれば現実だ…。 目の前の光景が信じられずに愕然としていた9人。
化け物たち『ぐわああああああああああああ!』
宮舘涼太
岩本照
宮舘と岩本の声に咄嗟に反応して怪物たちの攻撃から避けた9人。
阿部亮平
渡辺翔太
岩本照
9人は一目散にスタジオから逃げ出した。
深澤辰哉
深澤辰哉
いつの間にか化け物たちの姿は消えていて静まり返っていた。
すっかり日が沈み、静寂に包まれている。
深澤辰哉
襲われたのは9人たちがいたスタジオだけじゃなかった。
街全体が襲われて建物は崩れて瓦礫だけしか残っていなかった。
深澤辰哉
瓦礫の中1人突っ立っていた深澤は身体の力が抜けて座り込んだ。
襲われるまで今迄と変わらない楽しい日々を過ごしていたのに…
深澤の目には涙が溢れて止められなかった…
今は皆の無事を祈ることしか出来ない…
岩本照
深澤辰哉
深澤辰哉
岩本照
深澤辰哉
深澤の元に近くに逃げていた岩本が合流して深澤の元に駆け付けた。
岩本照
深澤辰哉
岩本照
深澤辰哉
最年長なのに何も出来ず岩本に慰められている。 その不甲斐なさからなのか深澤は涙が止まらなかった。
だがそんな深澤の心中を察して岩本は何も言わずにただ深澤の側で彼に寄り添い続けた。
佐久間大介
岩本と深澤とは別の場所に逃げて佐久間は立ち止まると急に右足から激しい痛みを感じた。
佐久間大介
瓦礫に寄りかかりながら自分の右足を見てみると酷く腫れていた。
佐久間大介
少し動いただけでも激しい痛みが走る。
緊急事態だった事もあり、スマホなんて持ってないので連絡が取れない。
どうしようかと悩んでいた佐久間だったが…
阿部亮平
そんな佐久間の近くに逃げていた阿部が歩いてきた。
佐久間大介
阿部亮平
佐久間大介
阿部亮平
佐久間の足を見た阿部も驚くが治療用具を借りてこようとすぐに頭を切りかえた。
宮舘涼太
阿部亮平
渡辺翔太
阿部と佐久間の所にたまたま2人で合流していた渡辺と宮舘が来ていた。
宮舘涼太
佐久間大介
宮舘は持っていた保冷剤を使い、佐久間の治療をしていく。
阿部亮平
宮舘涼太
渡辺翔太
渡辺の右腕からは血が出ていたであろう跡が残っていた。
渡辺翔太
佐久間大介
宮舘涼太
阿部亮平
渡辺翔太
宮舘涼太
阿部亮平
佐久間大介
阿部亮平
話すのも辛そうな佐久間を見て3人は佐久間がし発熱ている事に気が付いた。
佐久間大介
すると3人の予想通りどんどん息が乱れて苦しそうにし始める佐久間。
宮舘涼太
阿部亮平
渡辺翔太
阿部の背中に佐久間を乗せながら渡辺が呟く。
宮舘涼太
阿部亮平
渡辺翔太
いくら殺陣の経験はあったとはいえ、それはあくまでも舞台上での経験でこんな得体の知れない化け物たち相手は無茶な事だ。
それでも佐久間は戦った。 自分以外の…たくさん傷ついて行く人々や動物の為に。
そんな佐久間のことを尊敬しながら3人は歩いて行った。
向井康二
ラウール
目黒蓮
向井康二
3人で一緒に逃げてきた向井と目黒とラウール。
夜で綺麗な星が出ている夜空を見上げながら6人のことを思い出している。
地上では大変なことになっているのに空はいつもと同じだった。
そんな夜空を見ていたらいつの間にか心が落ち着いていくのを感じていた。
目黒蓮
向井・ラウール『うん。』
目黒の声に頷いて3人は歩き出そうとしその時だった。
?『…貴様たちで良い。』
ラウール
向井康二
目黒蓮
3人の前に突然1人の男の姿があった。
全身真っ黒い服を着ていて刀を持っている。
?『…今は知る必要は無い。』
目黒・向井・ラウール『………………!?』
小さく冷静に呟くその男の前に怯んで動けなくなっていた3人。
人間じゃないことは分かったがその圧倒的な雰囲気に呑み込まれてしまっていた。
?『…ではゆくぞ。』
目黒・向井・ラウール『うわああああああ!!』
男が出てきた真っ黒な不気味な闇に抵抗する術などなかった3人は呑み込まれてしまった。