ころ💙
さと💗
そう言って振り返った彼の目には、クマができていた。
目の前には一台のパソコン。
最近、ずっとそうだ。
構ってくれないから寂しい、とか、そんな自分勝手な思いはないけれど。
ただ単に、クマが酷くなっていくさとみくんの事が、心配だった。
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
面倒臭い恋人だと思われたくなくて、一人で食卓へ向かう。
いつからこうなったんだっけ。
前は、もっと2人で話したりしてたのに。
このご飯美味しいね、とか、そんな当たり前の会話。
でも、最近は全く話さなくなっちゃった。
邪魔したくない僕と、邪魔されたくない君。
2人とも、自然と笑顔は減っていって、まるで別々に暮らしているかのようだった。
ころ💙
それでも、一回泣いたら止まらなくなる気がして、笑顔でいようと決めたんだ。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
椅子に座った彼を見ながら、急いでキッチンへと向かった。
ころ💙
久しぶりに手料理を食べてもらえることが嬉しくて、つい笑ってしまう。
また、美味しいって言ってくれるかな。
さとみくんの笑顔、見れるかな。
そんなことを考えながら、彼のもとへ戻った。
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
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さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
明らかにイラついた彼の顔を見て、やらかした、と思った。
でも、もう我慢出来ない。
疲れてるからって、そんな態度とっていいわけがない。
ころ💙
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さと💗
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ころ💙
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さと💗
そう言って、さとみくんは家を出ていった。
どれだけ時間が経っても、涙は止まらない。
そのうち、頭がボーッとしてきて、視界が歪み始める。
そういえば、朝から頭が痛かった気がする。
喉も、少し痛かったかも。
熱かなぁ、なんて呑気に考えていたら、視界が真っ暗になった。
しんと静まり返った部屋で、僕の倒れる音が響いた。
さとみくん。
今、どこにいるの?
怒ってるよね。
ごめんなさい。
疲れてるのに、負担をかけてごめんね。
迷惑かけてごめんね。
そろそろ、帰ってきてくれないかな。
もう、さとみくんの笑った顔を見ることはできないのかな。
寂しいな。
また、抱きしめて欲しかった。
好きだよって、言って欲しい。
それも全部、ワガママなのかな。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
心配そうに、僕を見つめる彼。
あぁ、夢か、と思った。
だって、さとみくんはもうこんな優しい目で僕のことを見てくれないと思うから。
ころ💙
さと💗
ころ💙
にしし、と笑うと、彼は泣きそうな顔になった。
ごめん、と呟く声が聞こえる。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
そう言って、僕を抱きしめる。
やけにぬくもりがリアルで、その事が僕の胸をしめつける。
だって、目が覚めた時、僕は泣いてしまうと思うから。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
さとみくんは、何度もごめんと言っていた。
気づかなくてごめん、迷惑かけてごめん、そんなことを、繰り返し。
もういいよ、と言っても、彼は謝り続けた。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
さと💗
ころ💙
思わず溢れた、僕の涙。
それは、止まることを知らなくて、どんどん目から溢れる。
さと💗
ころ💙
涙を拭きながら、これが現実だったら、と思った。
彼が、また好きだと言ってくれた。
前みたいに、優しい目で僕のことを見てくれた。
それが、僕の中で作られた、ただの夢だなんて。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
『現実』のさとみくんに向けた言葉。
それは、僕の叶わぬ願い。
きっと、もう届かない。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
『君』じゃなくて。
『現実の君』は、きっとそんなこと思ってないから。
さと💗
ころ💙
さと💗
口をあんぐりと開けたまま、固まっている。
その後すぐに眉をひそめて、俺が俺じゃない…?とかブツブツ言い出した。
さと💗
ころ💙
さと💗
そう言いながら、本当に困った顔をしている。
その顔を見ていると、僕も混乱してきた。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
少し申し訳なさそうな顔をした後に、僕を優しく抱きしめた。
その温もりが大好きで、また涙が溢れる。
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
それから、僕はみっともなく泣き続けた。
そんな僕を、彼は変わらず優しく包み込んでくれる。
その温もりを、一生手放したくはないと、心の中で願った。
のの ❀
のの ❀
のの ❀
のの ❀
コメント
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ブクしつです!!