目は真っ直ぐで嘘はない。ただ何かを求める様で何かを考えている様に見えた
虎杖悠仁
なぁ、姉貴。

虎杖悠仁
俺さ、東京の学校に行くわ

虎杖悠香
え?何で?

爺ちゃんが言ってたんだ
お前は強いから人を助けろ」「大勢に囲まれて死ね」

虎杖悠香
うわ、爺ちゃんらしい笑
そんで、悠仁は人を救いたいんだね?

虎杖悠仁
応!

虎杖悠香
良いじゃん。そんで何で東京に?

虎杖悠仁
姉貴はさ…呪いって信じる?

虎杖悠香
呪い?ホラー映画とかに出るやつ?

虎杖悠仁
そんな感じ。呪いって人から負の感情が集合して生まれたものらしくて、人に危害を加えさせるらしいんだよ。だから、それから沢山の人々を助けたいんだ

「呪い」。そんなものはフィクションの物だと言いたいところだが、私はそのような物を昔から見た事があった。
しかし、言ったとしても同世代の子には信じてもらえなかった時もあった
虎杖悠仁
急にこんな事言ったって分かんねーと思う…だけど、どうしてもその為にも呪いを倒すことを学べる呪術高専に行きたい

虎杖悠仁
手続きとかお金の事は姉貴が心配しなくていいから

虎杖悠香
…心配するけど?!

虎杖悠香
わたしは弟が心配なの!よく分かんないけど弟が命を賭けるんでしょ?

虎杖悠香
金なんて世界中に腐る程ある。だけど、世界でたった1人の私の弟は此処にしかいないしね

虎杖悠仁
姉貴、なにそれ?映画のセリフ?笑

虎杖悠香
うちの台詞だわ。馬鹿笑

虎杖悠仁
でも、正直言ってすげー嬉しい。有難う姉貴

虎杖悠香
どういたしまして。

五条悟
やっほー!悠仁!話は終わった?

唐突に目隠しの男が現れ、私は目を凝らして眺めいていた。
弟は気まずそうに下を見つめる
虎杖悠香
…この方はどちら様?

虎杖悠仁
えっと、呪術高専の先生

五条悟
どーも!グッドルッキングガイ五条悟でーす!

虎杖悠香
…(…怪しい)
