真莉
今から 二、三年前だろうか
私と奈緒香と透魔は
不良だった
モブ
モブ2
モブ達
私たちから喧嘩を売ることはなかった
売られた喧嘩を適当に買っていたら そこそこの有名人になった
ただ、それだけ
本当は、あまりしたくはなかったけど
この辺りは、危ないから
ある程度名をあげないと 奈緒香も透魔も、守れないと思った
真莉
仕方がなかった、なんて言わないし 言えない
だって、他にもっと方法があったはずだから
真莉
もう、戻れないし
なんでもいいって思った
この時の私は、 心が疲れていたのだろうか
それとも
真莉
この、有り余る力を
何かにぶつけたかったのだろうか
だとしたら、その対象に "人"を選んだ私は
真莉
本当に、最低だ
真莉
だけど今は、そんな物思いにふけっている場合ではない
明日は、蘭たちに会いに行くから
真莉
今はただ、なにも考えずに眠ろう
当日 待ち合わせ場所
真莉
奈緒香
透魔
真莉
奈緒香
奈緒香
透魔
真莉
背景なかった… 少年院着いたよ
程なくして、面会をさせてもらうことになった
看守
蘭&竜胆
蘭&竜胆
真莉
蘭
竜胆
真莉
真莉
蘭&竜胆
真莉
呼吸が浅くなる
心臓の音が脳に響く
……でも
真莉
ちゃんと、聞かなきゃ
真莉
真莉
真莉
透魔
静かな部屋に、真莉の声だけが響く
震えてるが
その声の奥には しっかりとした意思がある
俺たちは、どんな時でも 真莉の味方をする
真莉は、俺と奈緒香の
恩人だ
今から二、三年前
俺と奈緒香は
クソみたいな親父のとこにいた
クソみたいな親父
奈緒香(幼少期)
透魔(幼少期)
クソみたいな親父
クソみたいな親父
透魔(幼少期)
クソみたいな親父
クソみたいな親父
クソみたいな親父
透魔(幼少期)
奈緒香(幼少期)
まぁ、これが日常だ
いや、日常「だった」
真莉が、来る日まで
先生
真莉
休み時間にて
モブ達
モブ達
モブ達
ワイワイガヤガヤ
透魔(幼少期)
真莉
透魔(幼少期)
透魔(幼少期)
真莉
透魔(幼少期)
真莉
透魔(幼少期)
奈緒香(幼少期)
真莉
透魔(幼少期)
真莉
周りのクラスメイトに構うことなく
真莉はまっすぐ俺たちのところに来た
少し誇張するが
そのときの真莉の笑顔は
天使のようだった
それからも真莉は
真莉
奈緒香(幼少期)
真莉
奈緒香(幼少期)
奈緒香(幼少期)
真莉
奈緒香(幼少期)
真莉
透魔(幼少期)
ずっと俺たちに絡んできた
モブ達
モブ達
透魔(幼少期)
真莉
透魔(幼少期)
真莉
真莉
透魔(幼少期)
奈緒香(幼少期)
真莉
まるで、 あいつらから俺たちを守るように
そんな、いいのか悪いのかわからない 関係のまま
俺たちは15歳になった
透魔
クソみたいな親父
クソみたいな親父
クソみたいな親父
透魔
うるせぇよパチンカス 誰の金でパチ打ってんだよ
俺らに養ってもらってるくせして 感謝しろってんだよクソが
まぁ、そんなことを言うと また体にあざが増えるから やめておく、が…
透魔
クソみたいな親父
クソみたいな親父
透魔
クソみたいな親父
透魔
クソみたいな親父
クソみたいな親父
クソみたいな親父
奈緒香
奈緒香
クソみたいな親父
奈緒香
クソみたいな親父
奈緒香
ドカーン!(🚪)
クソみたいな親父
真莉
透魔
そこには、 ハイライトのない冷たい目をした
俺の"天使"がいた
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