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僕の誕生日から約3年が経った。
僕は10歳。
にぃさま達は15歳になった。
セオドア
シャルル
ちょっと老けてきたシャルルは、家族が出来てすごく幸せそう。
セオドア
アリステア
アリステア先生は騎士団長に任命されて、色んな人に剣術を教えてあげている。
もちろん、この僕も。
アリステア
アリステア
アリステア
アリステア
セオドア
セオドア
アテナ
アテナ
セオドア
かぁさまはとぅさまが違う国に行っている間、この国を任され、すごく忙しそう。
とぅさまも違う国でお仕事頑張ってるんだって!
僕の誕生日の日からかぁさまととぅさまは頻繁に僕に会いに来るようになった。
アテナ
セオドア
アテナ
最近は僕の体調がいいお陰で街に遊びに行っている。
屋台で宝石屋さんを見たり、食べ物を買ったりする。
セオドア
シャルル
セオドア
シャルル
セオドア
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
セオドア
最近は、街の人とも仲良くなれてきた。
最初は僕の黒髪に怯え、陰口や悪口を言っていたけど僕の話を聞いたら仲良くしてくれるようになった。
こうやっておまけしてくれたりするんだ。
セオドア
シャルル
サイラス
セオドア
サイラス様は亡くなった殿下を継ぎ、国の1番になった。
忙しそうだけど毎日のように僕に逢いに来てくれる。
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
サイラス
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
更には僕が行きたい場所に連れて行ってくれる。
一緒に手を繋いで、街を歩く。
すごく楽しい!
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
サイラス
にぃさまたちは学園に通い出した。
そう、物語が始まったんだ。
主人公も、学園に入ったみたいだし、にぃさまたちもその主人公の話をしていた。
その時のにぃさまたちの顔がすごく楽しそうで、面白そうで、胸がチクって痛んだ。
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
サイラス
サイラス
セオドア
物語では、僕が学園に入ってちょっとした後にに国から通報された。
その後、処刑されるはず。
物語の中のセオドアは楽しかったのかな。
もしかしたら、楽しくなかったのかも。
にぃさまたちに愛されず、主人公に嫉妬し、意味の無い虐めをした。
にぃさまたちから嫌われ、国から追い出され、処刑される。
そんな運命なセオドアは、楽しくなかった方が正しいだろう。
セオドア
サイラス
サイラス
サイラス
サイラス
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
サイラス
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
〇〇
セオドア
サイラス
セオドア
セオドア
セオドア
ギュッ
ニコラス
ルイ
セオドア
ニコラス
ルイ
ニコラス
セオドア
ルイ
セオドア
サイラス
ニコラス
サイラス
ニコラス
ニコラス
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
すごく、楽しい時間で消えて欲しくないものだった。
5年後。
今年、僕は学園に入学する。
サイラス様も仕事が落ち着いて入学をするらしい。
みんなより随分と年齢が違うけど僕と一緒に居たいらしくて飛び級はせずに1年生から学ぶらしい。
サイラス
セオドア
セオドア
セオドア
サイラス
セオドア
セオドア
⤵︎ ︎制服はこういう系です!
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
サイラス
セオドア
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
セオドア
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
セオドア
セオドア
サイラス
それから学園生活が始まった。
毎日、サイラス様と一緒に居て、学食にも食べに行ったりした。
セオドア
サイラス
セオドア
サイラス
ニコラス
ルイ
ギュッ
セオドア
セオドア
ニコラス
ニコラス
セオドア
ルイ
セオドア
ルイ
セオドア
ニコラス
ニコラス
サイラス
セオドア
セオドア
ニコラス
ルイ
サイラス
サイラス
セオドア
セオドア
ルイ
ニコラス
サイラス
〇〇
ニコラス
ルイ
リアン
ニコラス
ルイ
リアン
リアンといえば···やっぱり、そうだ。
リアン
セオドア
リアン・ラファニル。小説の主人公。
育ちも出身も平凡が暮らす家系。
お金持ちでも無いし、裕福でもない。
でも、ある力がある為学費免除で学園に通っている。
リアン・ラファニルは唯一の光属性だった。
この世には火、水、大地、岩、闇、光の六属性がある。
ニコラスにぃさまは火。
ルイにぃさまは水。
サイラス様は大地。
僕は闇。
リアンは光。
闇と光はこの世にごくわずかしか居ない。
闇と光は、特別違った。
闇はみんなから嫌われ、憎まれる。
その逆で光はみんなから称賛される。愛され続ける。
僕と、リアンは大違いだった。
リアン
ニコラス
ニコラス
リアン
リアン
リアン
セオドア
セオドア
セオドア
ニコラス
ルイ
ここで、手を払ったらにぃさまたち、怒るかな?
僕、本当はリアン、主人公が苦手なんだ。
日本人だった頃からそうだった。
僕、星叶とはすごく大違いで羨ましかった。
前世でも僕は家族に愛されなかったから。
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
星叶
兄2人、姉1人、弟1人、そして僕の5人兄弟。
弟は病弱で、ずっと家に居た。
弟が勝手にしたことなのに、僕が悪いことになっていて毎日のように怒られた。
兄2人からもそうだ。
ずっと弟の面倒ばっか。
僕の話なんか聞いてくれない。
更には僕を睨みつけ、舌打ちをした。
唯一の、姉は僕を信じてくれた。
姉は大学生で、東京の大学に行こうと一人暮らしをするはずだったけど辞めてここら辺の大学に入った。
まだ家を出ないつもりで居て、僕の味方でいてくれた。
星叶
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
星叶
そう、僕が腐男子になったのは姉がきっかけである。
BL漫画で埋め尽くされた本棚。
僕は、腐男子になって姉の部屋に入っては本を漁っている。
星叶
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
星叶
お姉ちゃんと過ごす時間は、凄く楽しくてかけがえのないものになった。
でも、ある日のことだった。
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
勝手に捨てるとか、家を出ていけとか···お姉ちゃんは、ものすごく怒った。
お母さんと言い合いになった。
星叶
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
星叶
モブ(使い回し)
モブ(使い回し)
お姉ちゃんとの別れ。
この本を託された。
僕は、主人公になれると言っていた。
それが、僕が転生した小説なんだ。
その後は、忙しくてお姉ちゃんに会えずに死んだ。
会えなかったことに後悔した。
死ぬ前に、新しい本を渡そうとお姉ちゃんの家まで行こうとしてたのに、死んだからもっと悔しい。
お姉ちゃんに会ってたら、もっと話せてたらっ。
ニコラス
ルイ
セオドア
リアン
リアン
セオドア
リアン、僕は君みたいにはなれない。
だって悪役と、主人公だもん。
闇と光。
共通点なんか、ない。
お姉ちゃん、僕は···主人公に、なれる気しないよ。
お姉ちゃん、処刑されるまで···僕、何すればいい?
セオドア
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