/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
魔術師
何だよ
魔術師
黒い煙が出てるな
一体何が起きてるんだ？
一体何が起きてるんだ？
ナレーション
黒い煙は人の形を形成していく。
ナレーション
そして、人の形になった黒い煙は魔術師に語りかける。
黒い煙
やぁ、魔術師くん
魔術師
あんた、誰だ？
黒い煙
それはまだ教えられないよ
魔術師
なんでだよ？
魔術師の心の声
こいつが、あの魔獣を召喚した正体かもしれないな
黒い煙
それも、教えられないよ
魔術師
そうかよ
魔術師
不思議なやつだな
魔術師の心の声
魔獣のこと聞いてみるか
魔術師
なぁ、あの魔獣はお前が召喚したのか？
黒い煙
いや、違うよ
黒い煙
僕はただあの魔獣が持っていた本の霊だよ
黒い煙
で、君が日記を開けたから僕が出てきただけ
魔術師
そうなのか
魔術師
でも、別に魔獣を召喚したわけでもないのに、
魔術師
正体を隠すんだ？
黒い煙
まぁ、そのうちわかるよ
魔術師
はぁ、そうかよ
魔術師
あの、魔獣について知ってることはないか?
黒い煙
いや、知らないね
気づいたらあ魔獣が持っていたんだ
気づいたらあ魔獣が持っていたんだ
魔術師
ふぅ～ん、そうか
黒い煙
そろそろ、日記に戻るね
魔術師
あぁ、わかった
魔術師
あと、日記に戻ったらどうするんだ？
黒い煙
どうするって言われてもわかんない
魔術師
なんでだよ
黒い煙
だって、僕は別に自分で移動できるわけじゃないし
魔術師
そうだな
黒い煙
あ、いいこと思いついた
魔術師
なんだ？
黒い煙
君が僕の新しい所有者になってよ
魔術師
えー、なんでだよ
黒い煙
だめなの？
魔術師
別にいいんだけど、なんか喋る日記って怖いじゃん
黒い煙
でも、日記の表紙を開けないと僕出てこれないよ
魔術師
え、そうなのか
黒い煙
うん
魔術師
まぁ、それだったらいいよ
黒い煙
やったー
魔術師
子供かよ
黒い煙
子供だよ
魔術師
え？
黒い煙
あ、もう戻らないと
黒い煙
バイバイ！
魔術師
おいおい、待てよ
魔術師
はぁ、わかったよ
魔術師
持って帰るか
ナレーション
教室まで移動中
友達1
おいおい、大丈夫かよ
魔術師
あぁ、大丈夫だよ
友達1
そうか、良かったよ
友達2
そうだね
友達2
そういえば、その本持ってきたんだ
魔術師
うん、少し面倒なことになってな
友達2
何が起こったの？
友達1
そうだよ、教えろよー
魔術師
はいはい、わかったよ
ナレーション
魔術師は、さっき起こったことを、説明した。
魔術師
そういうことだ
友達1
ほぉ～
友達2
魔術師が新しい、所有者になったんだ
魔術師
あぁ、そうだよ
魔術師
少し面倒だけどな
友達2
もしかしたら、なんか知ってるかもしれないよ？
魔術師
いや、わからんが魔獣召喚には、関係ないらしいぞ
友達2
そうなんだ
魔術師
だから、魔法使いの、復活のことは知らないと思うぞ
友達2
そっか
魔術師
そういえば、学校はどうなるんだ？
友達1
学校は、このあと集団下校するらしいぜ
魔術師
まじで！
メッチャクチャ嬉しい！
メッチャクチャ嬉しい！
魔術師
宿題終わってなかったからラッキー
友達1
あ、宿題は提出してからの下校だって
魔術師
は？
嘘だろ、最悪だー！！
嘘だろ、最悪だー！！
魔術師
怒られるじゃねぇーか！
友達2
大丈夫だよ
魔術師
なんでだよ？
友達2
僕たちが先生に行ったからね
魔術師
何を？
友達2
魔獣のこと
魔術師
そうなのか
友達2
うん、だから魔術師には、感謝しないとなって言ってたよ
魔術師
そうか
それなら大丈夫か
それなら大丈夫か
効果音
キーンコーンカーンコーン
魔術師
チャイム鳴ったな、
これで帰れるぜー！
これで帰れるぜー！
友達1
良かったな、提出物で怒られなくて
魔術師
あぁ、良かったよ
魔術師
でも、怒られなかったのは
お前らのおかげだよ
お前らのおかげだよ
魔術師
帰りなんか、奢るよ
友達1
よっしゃー！
友達2
やったー、ありがとう
友達1
おれ、コンビニの新商品のお菓子ー
友達2
ぼくは、グミー
魔術師
はいはい、わかったよ
さぁて行くか
さぁて行くか
友達1
おぉう
友達2
うん
主さん
今日は、ここまでです。
主さん
次回をお楽しみに！
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
