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作者👊
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門限は1時. 現時刻3時。全然2時間オーバー。
電話を掛けても、LINEを送っても、 何も返答無し。既読すら付かない。
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自分でも有り得ないほど大きな溜息を付く。
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いつの間に帰ってきてたのか。 怒りを治めるように、ドスンと ソファに腰掛ける。
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おずおずと近づいて座った ぴろの顎を掴む。
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首と肩をもしやと思って見てみるも、 キスマとかは無さそう。
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ふと目を逸らすと ぴろの横には小さな花束が。
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ぴろの声は聞こえてないふりをして、 冷静になれずに家を飛び出して来た。
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今日で何回目かの溜息を付いてから そこら辺のベンチに座った。
ここはクリスマスには鮮やかなイルミネーションで彩られる。
でも今はそんな事すら感じさせ無いぐらいに真っ暗だった。 唯一の明かりと言えば、奥の電気の切れかけた街灯。
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肘を着いて項垂れると同時に、 目を瞑って軽く唸る。
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ゆっくり立ち上がって、 くるりと方向を変える。
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ぴろが差し出したものは さっき家を出る時に忌々しく思えた花束だった。
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そう言って、受け取ったカスミソウを 優しく撫でた。
翌日
あの後2人で無事に帰ってきた。 そして、カスミソウは花瓶に移して2人の寝室に飾った。
興味本位で花言葉を調べると、 「永遠の愛。」
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優しく抱きしめると、 「調べ無くて良かったのに...」 なんて言われたけどお構い無しに 唇を近付けた。
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そのまま腰を強く抱き寄せた。