璃星
ってか、この感じだと俺も記憶を消されてたってことか…
璃星
…あのクソ兄貴…次に会ったら容赦しねぇ
朝輝
えっ…えっ…えっ
璃星
理解が追いついてないみたいだけど大丈夫そう?
朝輝
ん〜…?
璃星
あぁ…この感じ…わかってないやつだな…
璃星
ちょ、そこのドアの後ろで立ってる方々!
璃星
申し訳ないんですけど、入ってきてほしい…
ドンッ
深華
入っても良かったのか?
霊夢
まぁ、呼ばれなくても入るつもりだったけどね
魔理沙
それもそうだぜ!
八雲紫
まったく…ドアは丁寧に開けなさいよ…
ガヤガヤヽ(=´▽`=)ノ
璃星
おぉ…意外と多い…
璃星
あの〜貴方がたは初めましてですよね?
八雲紫
ん〜…まぁ、そうね
深華
まぁ、お主が記憶を操られている時に会ってはいるぞ
璃星
あ〜…言われてみれば知ってるかも…
璃星
すみません…礼儀を欠いてしまって…
頭を下げる璃星
魔理沙
記憶を操られるってすごいんだな…(小声)
霊夢
確かに、全く性格が違うものね…(小声)
深華
…で、今のこの状況はどういうことなんだ?
璃星
あぁ…今はね…
少年説明中…
八雲紫
なるほどね…
八雲紫
朝輝ちゃんの記憶喪失は望璃が引き起こしたもので…
霊夢
それを依頼したのは朝輝自身
魔理沙
んで、それを聞いた朝輝はびっくりしてフリーズ中…
深華
ということだな
璃星
説明ありがとう、大体そういうことだよ
璃星
このままだと話を続けられないから、朝輝さんの目を覚まさせてほしいな〜…と思ってね
霊夢
あら、そんなの簡単よ
トコトコトコ
霊夢
朝輝〜朝輝、起きて〜
朝輝の肩を掴み、揺らしながら話しかける霊夢
朝輝
( ゚д゚)ハッ!
朝輝
起きたよ!
璃星
そ、そんな簡単でいいんだ…
璃星
えーっと…気を取り直して…
璃星
なんか聞きたいことあるかな?
…
朝輝
えーっと、じゃあ、わたしから…
璃星
どうぞ
朝輝
記憶を消すことを、わたし自身が依頼したってどういうことなの?
璃星
あ〜、それは…
璃星
アンタにとって苦しい話になっちゃうかもしれないよ
璃星
それでもいいなら話すけど…
璃星
どうする?
朝輝
…
朝輝
…過去の話なら、もうほとんど戻ってるよ
璃星
あれ?そうだったんだ…
璃星
でも、アレも覚えてる?
朝輝
アレ…?
璃星
アンタが…
人間じゃないってこと
霊夢
ッ!?
魔理沙
人間じゃ、ない…?
魔理沙
ってか、何でみんなあんまり驚いてないんだぜ!?
八雲紫
なんとなくわかってたし…
深華
人間ではなさそうだというのはわかっていたぞ
霊夢
…朝輝
霊夢
あなたは気づいていたの?
朝輝
…
霊夢
自分が、人間じゃないって…
朝輝
…
うん
朝輝
なんとなくね、思い出してきてたの…
朝輝
わたしは…
朝輝
もう、人間じゃない、って…
璃星
…どこで思い出したの?
朝輝
完全に思い出したのは、『わかさぎ姫』と会話した時だよ…
回想…
朝輝
あれ、妖精なんじゃない!?
八雲紫
ん…あれは…違うわね
朝輝
違うの!?
深華
おそらく、人魚だな
朝輝
に、人魚…
魔理沙
もしかしたら、妖精の場所を知ってるかもしれないんだぜ!
魔理沙
呼んでくる!
霊夢
あ、魔理沙…
行っちゃったわね…
行っちゃったわね…
人魚…
朝輝
(あれ、わたし、なんでこんなに)
霊夢
どうかしたの?
体が震えてるんだろう…
朝輝
う、ううん…何にもないよ
朝輝
(わたし…
人魚と会ったことがあるのかな…)
人魚と会ったことがあるのかな…)