目黒蓮
あ!康二!
向井康二
(今日もいい天気だなー)
目黒蓮
康二!!
向井康二
うわっ びっくりしたー
向井康二
もー
目黒蓮
俺、ずっと叫んでたよ?
向井康二
あぁごめんごめん
向井康二
騒がしくて聞こえてへんかった、笑
目黒蓮
ま、確かに
向井康二
ねぇ蓮
向井康二
今日の放課後話さなきゃ行けないことがある
目黒蓮
ん、わかった
目黒蓮
どうしたの?
向井康二
俺、転校するんよ
目黒蓮
え、?どこに?
向井康二
俺もわからん
向井康二
親が決めたからさ
向井康二
ごめんな
目黒蓮
いや、
突然のことだった
康二が転校したのは
連絡しても 繋がらなくなった
今までの大切な日々が いつまでも続くと 思ってたのに
別れは突然訪れた
向井康二
今のうちにたっくさん
向井康二
俺の名前言っときな?
しばらく言われんくなるで?
しばらく言われんくなるで?
目黒蓮
そう、だね
目黒蓮
康二!
向井康二
はーい!!
俺が名前を呼んで 返事をしたのは
これが最後だった
次に康二に 出会ったのは 高一のときだった
入学おめでとうと 大きく書いてある黒板
座席表を見て 自分の席に 着いたかと思えば
すぐに友達を 作っている人
何となくザワザワ している
でも
あの人は まるで音がない世界で 生きているようだった
目黒蓮
こうj…
目黒蓮
あっ
以下手話は 《手話》で表します
渡辺翔太
《おはよう席隣だね》
向井康二
《おはよう 翔太が隣でよかった》
向井康二
《他の人だと話せないから》
渡辺翔太
《制服似合ってるね》
向井康二
《翔太も似合ってるよ》
誰? 康二、その人は誰で 何を話しているの?
康二!康二!
返事してよ 振り返ってよ
目黒蓮
康二!やっほー
渡辺翔太
え、?
向井康二
《翔太、どうしたの?》
渡辺翔太
《ううん、なんでもない》
渡辺翔太
《ちょっとまってて》
向井康二
《わかった》
渡辺翔太
あの、少しいい?
目黒蓮
はい、
渡辺翔太
康二には声で話しかけないであげて
あーやっぱり
俺は全てを悟った
康二、耳 聞こえてないんだ
もう返事 してくれないんだ
何度名前を呼んでも もう元気にはーいって
返事してくれる康二は もうどこにもいないんだ
渡辺翔太
康二には声で話しかけないであげて
目黒蓮
どういうこと?
渡辺翔太
知らねぇの?
渡辺翔太
康二半年ぐらい前に聴力全部失ったこと
目黒蓮
は、?
渡辺翔太
今全力で話しかけても返事してくれないから
向井康二
《おかえり、どうしたの?》
渡辺翔太
《ね、めぐろれんって知ってる人?》
向井康二
《知ってるよ なんで?》
渡辺翔太
《いや、友達がさ知っててあの中学にはめっちゃイケメンがいるって》
向井康二
《うん イケメンだったよ》
向井康二
キョロ(・ω・`三´・ω・)キョロ
向井康二
(あ、ん??)
向井康二
(なんで蓮が?)
目黒蓮
(あ、)






