???
聞こえるかい?
???
いや、多分聞こえるね
???
やぁ、元気かい?
???
君は今、運命を選ぶ立場にある...と言いたいところだけど、運命というのは残酷なもので、ひとつしかない
???
「世界を救う」...それだけだよ、君にある運命は、救う、というのは少々誇張表現かな
???
正しくいえば...
???
そうだね...
世界を救って君が死ぬ...かな
あなた
(周りを見渡す)
あなた
(あなたはここを知らない)
あなた
(周りは石造りの部屋で、薄汚れている、)
あなた
(扉はなく、光がかすかに差し込んでいる)
あなた
(あなたは階段を登って外を目指した)
あなた
(外に出たあなたは、周りを見渡しても1面荒野、何をしようとしても何も出来ない...)
あなた
(しかし、あなたは唯一1番近い街を知っている、そう、''なぜか''知っている)
あなた
(あなたはそこへ向かうことにした)
そしてあなたは絶望するだろう...
あなた
(見渡す限り、炎、炎、炎。)
あなた
(あなたは絶望するだろう、しかし、涙を流すことはない)
あなた
(流す涙もないからだ)
あなた
(その光景を静観していると、1人の人間が近づいてきた)
???
ねえちょっと!君何してるの!?そんなところいたら燃え死ぬよ!?大丈夫!?ねぇ!?
あなた
(あなたはその少女に引っ張り出された)
???
どうやら話が急展開で追いつけないみたいだね、そこの''キミ''
???
詳しく説明するのはあとだ、今はこの火の海から脱出しないと...ね?
あなた
(ここは街から少し外れた場所にある草原、あなたもよく知っている場所だ)
???
どうして逃げなかったの?(ダレカノナマエ)、街が燃えて絶望するのは分かるけど...逃げなきゃあの街と一緒にいなくなってたんだよ?(ダレカノナマエ)、
あなた
(あなたは誰かの名前を知らない、でも、自分を呼んでいることだけは理解出来た)
???
ねぇ、どうしたの?あなたはそんなに喋らない性格じゃなかったのに...そんなに気を落とさなくっても...元気出して
あなた
(あなたはこの人間を知っている...知らないはずなのに、''なぜか''また知っている)
あなた
(あなたは深く考える、しかし何も解らない)
???
(キミの名前は分からないようにしておいたよ、キミが知ってしまえば世界が救えないからね)
???
(まぁ、君が知るのは死んだ時だよ)
???
(まぁ、頑張りたまえ)
???
(仮名でも教えればどうだ?)
あなた
(仮名を考える...どうしようか...)