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俺が小6の時でした。

突然、父親の会社がいた会社が 潰れたんです。

それから、最初の頃は父親も 頑張って職を探したんですけど、 上手くいかなかったらしくて。

その内...

母親

あなた、仕事探したらどうn

父親

うるせぇ!黙れよ!!

ガシャン!

母親

きゃっ!

父親

ボゴッドガッ

母親

いっ...やめて...

父親

お前らもだよ!

紫ノ音まこと(小学生)

こはく危ない!

紫ノ音こはく

えっ...?

父親

ボゴッ

紫ノ音まこと(小学生)

うっ...いったい...

紫ノ音こはく

お兄ちゃん!

酒、ギャンブル、暴力

クズな父親になっていました。

それでも、大好きなこはくは 守りました。

自分が死のうと、こはくだけは 絶対に守る。

そう誓っていました。

ですが、ある日のこと。

紫ノ音まこと(小学生)

...ただいま。ボソッ

紫ノ音まこと(小学生)

...お父さんの声がしない。

紫ノ音まこと(小学生)

どうしたんだろう...

紫ノ音まこと(小学生)

ただいm...えっ?

学校から帰ると、目の前に血の海が ありました。

血まみれになって横たわる母親と妹。 そのそばで包丁を持った父親。

俺は瞬時に全てを理解しました。

紫ノ音まこと(小学生)

おとう...さん?

父親

まこと...見たのか。

俺の心は憎悪でいっぱいでした。

コイツは絶対に殺す。

そう思いました。

紫ノ音まこと(小学生)

何、してるの。

俺は母親が棚に護身用のナイフを 隠してたことを知ってました。

それをすぐに取り父親に向けました。

紫ノ音まこと(小学生)

お母さんとこはくは...?

父親

見ちまったら仕方ねぇ。

紫ノ音まこと(小学生)

ねぇ!お母さんとこはくを返して!

紫ノ音まこと(小学生)

返してよ!ポロポロ

父親

うるせぇ黙れ!

父親

お前も死ね!!

グサッ

こうして俺は...

父親

あ"っ...

小6で初めて人を殺めました。

紫ノ音まこと(小学生)

やった...お父さんを...殺した。

紫ノ音まこと(小学生)

あっ、こはくは...

俺は我に返ってこはくに駆け寄りました。

紫ノ音まこと(小学生)

こはく?大丈夫?

紫ノ音こはく

おにい...ちゃん...

紫ノ音まこと(小学生)

こはく!お願い死なないで!

紫ノ音こはく

あのね...

紫ノ音まこと(小学生)

どうしたの...?

紫ノ音こはく

お兄ちゃん...きっと、ヒーローに、なれる。

紫ノ音こはく

わたし...おにい、ちゃんのこと、大好き、だから...っ。

紫ノ音まこと(小学生)

俺もだよ...っ...ポロポロ

紫ノ音こはく

...ありがとう...大好きだよ...ニコ

紫ノ音こはく

グタッ

紫ノ音まこと(小学生)

...こはく?ねぇ!

紫ノ音こはく

................

紫ノ音まこと(小学生)

こはく!こはく!(泣)

警察

警察です!大丈夫ですか⁉︎

紫ノ音まこと(小学生)

あっ...えっ、あ...

警察2

この子で大丈夫ですか?

近所の人

はい。まこと君、大丈夫かい?

紫ノ音まこと(小学生)

は、はい...あ、う...

警察

これは...息をしてない...

警察2

そうか。

警察2

(無線)こちら⚪︎⚪︎。通報があった家から子供を保護しました。

警察2

まこと君、こっちへ来て。

紫ノ音まこと(小学生)

あ、は、はい...

それから父親は自殺と見なされ、 事件は終わりました。

さすがに小6の俺が人を殺しはしない だろうと思われてたんだと思います。

あれから俺は施設に入りました。

無事に、そこでは学力が高いことで 有名な中学に入学することができました。

ですが、悪夢はそこで終わりませんでした。

どんな手を使っても救う。〜最低なりの救い方〜

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