優しい君が好き

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りうちゃんと昨日のドラマの話ですごく盛り上がって楽しかった。なのにそんな気持ちを潰されるようなことが起きる…そう…

なんだかしょんぼりしているように見えるが…僕には何も出来ないだろうからこのままにしておこう…

小さな声で入る。電気が着いてないから薄暗いけどイム君の机の場所は知ってるからそのまま真っ直ぐ向かう

昼食の時間

廊下から声がした。聞きなれた声だと思えばないちゃん。でもなんだか深刻そう…

嘘であってくれ。入ってないって言ってくれとでも目で訴えてるように見える…けど嘘つくようなこと何もしてないし…

そう言うとショックを受けたような顔をした。最悪の事態とでも思っていそうな顔

そう言い出す女の子。え、ちょっ…理解が追いつかないし…周りからの視線が痛い…

女の子が泣き出す。するとクラスも無視できなくなったのかこっちの様子を見てくる。そして…

僕の味方がいなくなる…みんな敵になる…みんな僕を悪者だって…決めつける…

イム君は信じてくれると思った…まさか…彼氏にまで…それだけで気付かないふりをしていた胸の傷がズキズキと痛む。そして…

違うそんなつもりじゃない…犯人か犯人じゃないかじゃなくて…イム君から信じて貰えなかったことが辛かった…

僕はその場から必死で逃げた