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久しぶりな 、穏やかな 朝だった 。
誰にも起こされず 、ただ 1人で目覚めては 2度寝をしてしまいそうに なるが 。
shu
さて 、今日も お題を 確認しなければ ならない 。
そう思うと 、憂鬱な 朝 とも 捉えられる 。
重たい躰を 起こし 、そそくさと 静かな部屋から 足を踏み出した 。
shu
机に 紙がないかと 思えば 、何故か 壁に 貼ってあった 。
何か 意図が あるのだろうか 。
などと考えていても 仕方がない為 、俺は 壁際まで近付いて その 内容に 目を通した 。
𝔻𝕖𝕪 𝟟 お題:洗脳状態 を楽しむ 対象:しゅうと 条件:相手に行動を 促す 様な 指示を出す事
その 文を 読んだ俺は 、眉 を少し 顰めた 。
shu
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試しに 何か 言葉を 発してみようと 、普段の 自分なら 言う筈も無い 事を言った 。
shu
shu
案の定 、来る筈もない 。
今のは 人に出した 命令 、というより 呟き に近いだろう 。
shu
順々に 皆を 起こせば 済むものを 、何故 命令などで 行おう としたのだろうか 。
数分前の 自分の 行動に 少しの 羞恥心を 覚えた 。
気を紛らす為に 、皆を 起こしに行こう と 思った矢先 。
< ガチャ
リビング の扉が 、突然 開いた 。
shu
驚いて 固まってしまったが 、扉の 前には 確かに 3人が居る 。
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shu
瞬間的に 、不気味だと 思った 。
ムードメーカー的 存在な りもこんが 、一言も 喋らないなんて 。
いや 、喋れない 事なら 前にもあったが 。
shu
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どうしようも無いし 、折角なら 何か行動を 起こそう 。
そう言えば 、前に かざねから 「 ふうはやは 甘えるのが 下手 」と 聞いたことが ある 。
shu
shu
正直 自分でも 何をしてるのか 分からないが 、楽しむなら 全力で 、 そう思った 。
すると ふうはや は 近付いて来て 、俺の 隣に 腰を下ろした 。
そして 、肩 に ことん 、と頭 を乗せた 。
…… 撫でて欲しいの だろうか 。
shu
意外と 可愛い所も 有るんだなぁ なんて 思い 、ふうはやの 頭に そっと 手を添える 。
優しく 摩ると 、ふうはやは 気持ち良さそうに 目を瞑った 。
ふと 気になって 、かざね 達が居る 方を向くと 、2人が こちらを ガン見していた 。
shu
かざねと りもこんは 、お題でも ペアとなる事 は無かったし 、抑の 絡みも 少なかった 。
そこで 、とある 事を 思い付いた 。
shu
我ながら 邪悪な 事を思い付いたと 思うが 、洗脳状態にあたる 2人は 指示通り 動いてくれた 。
かざねは りもこん の手首を 掴み 、壁際に 追い詰めた 。
shu
そして 1枚の 写真を取り 、2人に ソファに 座る様 指示した 。
これは 洗脳が解けた時の 反応が 楽しみだ 。
shu
上機嫌 になった俺は そこで 、もう 10時になっているという 事実に 気が付いた 。
shu
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最近は 、ゆっくり 出来る事から アラームも かける事なく 眠ってしまい 、9時頃に 起きる事も ざらにあった 。
shu
3人が 其々 、ソファに 座っている事を 確認し 、俺は 台所へと 赴いた 。
shu
朝食を 摂っていない為 、腹持ちが 良いものを 作った方が 良いのか 。
摂ってないからこそ 軽いものが良いのか 。
2週間 程 自炊を 3人に任せていた為 、俺自身 何を作れば良いのか 分からなくなっていた 。
shu
適当でごめん 、と 心の中で 謝りながら 、調理に 取り掛かった 。
shu
あれから 1時間程 経過し 、漸く 完成した 。
待たせたかな 、と不安にも なったが 、戻ってくると 顔色1つ 変えずに 待っている 3人が いた 。
皆 、スマホを弄って 待っていた 。
俺が 指示しなくとも 、状況を判断 する能力は ある様で 安心した 。
shu
自分で 作る 食事も 案外 悪く無い 。
そう思いながら 食べ進めていると 、皆の 箸が進んでいない 事に 気付いた 。
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少し 呆れながらも 、俺は かざね の分から 一口分を 取り 、軽く 息を吹き掛ける 。
そして 、かざね の口元へと 運んだ 。
shu
すると かざねは 、口を開けて 食べてくれた 。
そのかざねの 顔が 、少し 赤く 見えたのは 気のせいだろうか 。
shu
全員に 同じ事を 成さなければいけないのか と思った矢先 。
皆が 黙々と お好み焼きを 食べ始めた 。
shu
一体 どういう 原理 なのだろう 。
shu
しゅうとは そう言うと 、お好み焼きへと 箸を運んだ 。
shu
自分で 驚きながら 、黙々と 食べ進める 姿に 、思わず 可愛いと 思ってしまった 。
皆も そう思っているのか 、しゅうと をガン見している 。
そして 、食べ進めない 俺達を 不思議がってか 、しゅうとが 顔を上げた 。
shu
しゅうとの 顔を見てた 、なんて事実は 言えないし 、抑 口にも出せない 。
洗脳状態とは言え 、躰の 自由が 効かなくなる 程度で済んでいるとは 幸運だった 。
そして 何を思ったのか 、しゅうとは
shu
俺の分を 箸で取り 、口元へと 運んできた 。
驚いて 動揺した俺は 、そのまま口を開けた 。
食べた姿を みて 安心したのか 、しゅうとは 優しく 微笑んだ 。
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顔が赤くなっている 事が バレてないと 祈りたかった 。
そんな 状況を 見ていた ふうはや 達は 、自分達がそれを されるという 羞恥心に耐えられないのか 。
黙々と 食べ始めた 。
俺もそれに続き 、お好み焼きを 口へと運んだ 。
shu
食器を 片付けていると 、眠くなったのか 3人は ソファで 眠ってしまった 。
ふうはやの肩を 2人が 借りて寝ている というその光景に 思わず 微笑んだ 。
そして 、こういうレアな 場面を 写真に 収めたいと思うのが 人間で 。
俺は スマホを取り出し 、3人の 写真を 撮った 。
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… あれ 。
shu
しゅうとは 、自分が結構 やばい事を しでかしたと 気付いたのであった 。
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目が覚めると 、自分は リビングに居た 。
時刻は午後2時 。
そんなに寝てしまったのだろうか 、そう思っていると 、ドアを 開けて しゅうとが 入って来た 。
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そんな事を呟く俺に 、しゅうとは 疑問の目を向けている 。
何かおかしな事を 言った覚えは 無いのだが 。
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どう考えても 意味深な その発言に 、問い糺す前に しゅうとは 口を開いた 。
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しゅうとが 悪戯っぽく 笑うのをみて 、良い事では無いのは 直ぐにわかった 。
取り敢えず 起こして しまおう 、その一心で 俺は 2人に 声をかけた 。
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案外 直ぐ 起きてしまった 2人を見て 、しゅうとは 驚いていた 。
一体 さっきから どうしたのだろう 。
そう思っていると 、しゅうとは 1枚の 写真を 見せて来た 。
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俺と かざねの 声が重なった 。
それもその筈 、その写真は 、
かざねが 俺を 壁際に 追い詰め 、口付け をしている様な 構図 だったから 。
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その後 、かざねと りもこんが 言い合いをしている間 、しゅうとは ふうはやに 事情を 話したらしい 。
また 、ふうはやは 自分が しゅうとに 甘えていた事実を知り 、顔を赤く染めたという 。
閲覧 ありがとう御座います 。
今回は 、主の 「 こう言うのが見たい !! 」という 欲から 生まれた ほのぼの回です 。
次回更新予定 ▷ 8月30日 15:30
コメント
5件
ジャガさんのさくひん好きすぎるのでフォロー失礼します!! 1日2つ投稿神ってます!! タメ良かったらタメで話してもいいでしょうか 、?
初コメ失礼します! この作品、いんくの中で1番好きです🫶💕 良すぎて毎回♡100押してます! 続き待ってます‼︎ 頑張ってください‼︎‼︎