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八乙女
伊集院
五十嵐
太陽
#バラバラの手術器具
太陽の父親を救った後、オペ室の空気は氷点下まで冷え切っていた。
太陽は「僕は、どうなってもいい……」とうなだれるが、伊集院はその胸ぐらを掴み、壁に叩きつける。
伊集院
優里は、かつて父を裏切った同僚と太陽の姿を重ね、激しい自己嫌悪と怒りに震える。彼は太陽だけでなく、彼を庇うような態度を見せる優奈と優希に対しても「お前らも同類か」と牙を剥く。 優里は一人で別のオペに入り、チームとしての連携を完全に拒絶。桜宮大学病院の心臓外科は、機能不全に陥る。
太陽は病院から追い出されそうになりながらも、ボロボロの体で夜通し資料室のゴミ箱やシュレッダーの破片を漁り続けていた。
太陽
その姿を見つめていた五十嵐が、傘を差し出しながらいつもの笑顔で現れる。
五十嵐
優希は、かつて自分が味わった孤独を、 今の太陽に重ねていた。
五十嵐
そんな中、運命の悪戯か、二人の重症患者が同時に運び込まれる。一人は救急車から、もう一人はドクターヘリから。 医師不足の桜宮病院。優里は「俺一人でやる」と強行するが、同時に行わなければ、どちらかの命が消える。
八乙女
伊集院
一触即発の事態に、太陽が血だらけの手で、シュレッダーから繋ぎ合わせた「15年前の隠蔽指示書」を握りしめて現れる。
太陽
太陽の叫びと、命のタイムリミット。 ついに優里は無言で優奈からメスを取る
伊集院
二つのオペは、太陽の懸命なサポート(今度はスパイとしてではなく、本物の弟子として)によって無事成功。 しかし、オペが終わっても優里は太陽と目を合わせようとはせず、一人で夜の廊下へ消えていく。
一方、暗い部屋で一人、太陽が繋ぎ合わせた指示書の破片を見つめる優里。そこには、自分の父親を最後に陥れたのが、実は九条冴子ではなく、さらに上の「巨大な存在」であることを示唆する記述があった