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魔法に包まれ、舞夢達は緋芽の元へと転送される

月影 緋芽

無事転送できたみたいね

月影 緋芽

皆、いらっしゃい

吟羽 舞夢

どうも…

月影 緋芽

エルゼ!由乃ちゃん達来たわよ!

舞夢達を神の世界へと呼んだ緋芽は、とある女性を呼ぶ

エルゼ・リドール

エルゼ・リドール

パラレルトラベラーさん達、神の世界へいらっしゃい

エルゼ・リドール

歓迎するわ

エルゼと呼ばれたその女性は、舞夢達に軽く挨拶をした後、倒れている由乃に触れ、魔力を注ぐ

由乃

ん…

魔力を注がれた由乃は起き上がり、辺りを見渡す

由乃

ここは…

由乃

……!エルゼ様…!

由乃はエルゼに気付くと、跪いた

エルゼ・リドール

由乃ちゃん、私の代わりに駆け回ってくれてありがとうね

由乃

いえ、これが眷属の務めですので…

由乃はエルゼに撫でられながら、満更でもなさそうに頬を赤くする

六月 真奈

由乃ちゃん可愛い…

エルゼ・リドール

さて、ご挨拶が遅れてしまったわね

エルゼ・リドール

私は、リドール教の神、エルゼ・リドールよ

エルゼ・リドール

《無力な神》 エルゼはこの世界を創造した神であり、この世界に存在する神々の頂点に存在していた神である。 リドール教のエルゼ派閥の神であるが、信仰はあまりされていない。 そのため、エルゼはルンと比べると力がほとんどない。

エルゼ・リドール

そしてこの子は私の親愛なる眷属、由乃ちゃんよ

由乃

由乃です

月影 緋芽

改めて、アタシは月影神社の神、月影緋芽よ

舞夢達は軽く自己紹介を交わしたあと、緋芽達に尋ねる

吟羽 舞夢

それで、お願いしたいことってなんなの?

エルゼ・リドール

私から説明するわね

エルゼ・リドール

皆さんは、ルン・リドールが神のリドール教はご存知だったかしら?

白町 凪紗

はるとか、僕の両親とかが信仰する宗教だよね

六月 真奈

その眷属の由叶は人間の臓器食べてたよね…

エルゼ・リドール

えぇ、その通りよ

エルゼ・リドール

ルン派閥のリドール教は、エルゼ派閥とは違って、人間の体の一部を捧げられることで信仰心を得る宗教なのよ

吟羽 舞夢

そういえば、ルン派閥とエルゼ派閥は何が違うの?

吟羽 舞夢

どっちもリドール教なんだよね?

エルゼ・リドール

まあ…そうね

エルゼ・リドール

どっちもリドール教ではあるのだけど…

由乃

説明するとなると長くなりますね

白町 凪紗

良かったら教えて欲しいな

白町 凪紗

はるとリドール教の手がかりになるかもしれない

エルゼ・リドール

そうね

エルゼ・リドール

それじゃあ説明するわ

リドール教の神…エルゼが誕生したのはおおよそ29000年ほど前

エルゼは世界を創った神として崇められていた

そんな“始まりの神”は並行世界を含めた全世界中で崇められ、エルゼは他の神の中でも1番の強さを持つ神だった

だが、およそ15000年前、エルゼを崇める宗教──リドール教に異変が現れる

誰の悪知恵なのか、はたまた好奇心からのイタズラだったのか、各世界で供え物を捧げる信者が現れた

それが食べ物などならまだ良かっただろう

だがしかし、その供え物には動物の死体や臓器、酷いと人間の臓器や死体が供えられることもあった

エルゼは、そのような形の信仰を拒んだ

すると、拒まれた信仰は行き場を失い、新たな神が生まれてしまったのだ

──それがルン・リドールだった

ルンは最初こそ力は持たなかったものの、ゆっくりと信者が増えていき、それに比例して力を付けていった

そして段々と、非人道的な供え物をする信者が増え、エルゼがそれを拒否する分、その分だけルンの力が強くなった

やがて、リドール教の中で普通の信仰を行う信者がほとんどいなくなり、非人道的な供え物をする信者が大半を占めるようになり

エルゼの力は衰弱していき、ルンの力は何倍にも膨れ上がったのだ──

エルゼ・リドール

眷属の力は神の力に比例するわ

エルゼ・リドール

だから、信仰の無くなってしまった私と由乃ちゃんには、僅かな力しか残されていないのよ

由乃

そのくせ、ルン・リドールとその眷属の力はとてつもなく莫大です

由乃

彼らは、世界の征服を目的としています

エルゼ・リドール

この前まで絢夢の件で色んな世界が混乱していたでしょう?

エルゼ・リドール

貴方達が絢夢を倒してくれたとはいえ、その混乱は未だ収まっていないわ

エルゼ・リドール

きっと奴らは、この隙を突いて征服をするために、はるくんを含め信徒達に人々を襲わせているのでしょう

白町 凪紗

それじゃあ、お願いしたいことって、ルンって神を止めるってこと?

エルゼ・リドール

えぇ、その通りよ

エルゼ・リドール

場合によっては、ルンという神を殺したいと思っているわ

六月 真奈

神って殺せるの…?!

由乃

もちろん

由乃

神は確かに人間より遥かに長生きで力を持っていますが、死ぬことはあります

エルゼ・リドール

まあでも殺せるのは、神同士か、神に匹敵するほどの力を持つ者だけね

六月 真奈

神同士か…神に匹敵する力…

由乃

けれど、先程もお話した通り、エルゼ様と私に、ルン・リドールと戦うほどの力は残っていません

月影 緋芽

アタシにも信仰自体はあるけれど、リドール教には遠く及ばないわ

エルゼ・リドール

だから、私達だけでルンと戦って勝つことはほぼできないと思っているわ

吟羽 舞夢

でも、そこに私達が加わっても力になれるの?

月影 緋芽

えぇ、もちろん

月影 緋芽

あなた達は色んな世界に影響を与えた絢夢を倒した…というのもあるのだけど

月影 緋芽

1番は凪紗くんの能力よ

白町 凪紗

僕?

エルゼ・リドール

えぇ、凪紗くんの能力、“記録を創り変える能力”は、神に匹敵するほどの力を持つわ

エルゼ・リドール

だから、ルンを弱体化させた後、この能力で彼を殺してもらいたいと思っているの

白町 凪紗

……なるほど

白町 凪紗

でも、ルンを殺した場合、リドール教はどうなるんですか?

エルゼ・リドール

私達諸共消えるでしょうね

六月 真奈

え!?

エルゼ・リドール

信者は記憶を失うだけで済むでしょうけど、失った臓器は戻らないし、リドール教に関わる書類や物、建物はすべて無くなるでしょう

白町 凪紗

はる…信者に危険が及ばないならいいけど…

白町 凪紗

エルゼさん達はいいんですか?

エルゼ・リドール

ええ

由乃

私達は、リドール教のせいで苦しむ人間がいることの方が嫌なのです

白町 凪紗

そっか…

六月 真奈

神の殺し方はわかったけど、そのためにはまずその神を探さないとだし…

六月 真奈

あとははるくんも探したいよね

白町 凪紗

うん、そうだね…

吟羽 舞夢

でも、どうやって探す?

六月 真奈

神の力でわかったりしませんか?!

真奈はエルゼ達に問うが、首を振られてしまう

六月 真奈

やっぱりそっか…

月影 緋芽

でも…

緋芽は魔法陣を形成しながら言う

月影 緋芽

とある世界に、アタシの賢者がいるわ

月影 緋芽

その子に協力してもらうことはできるわ

白町 凪紗

賢者?

吟羽 舞夢

眷属とは何か違うの?

由乃

眷属とは、神が作り出した分身のような、手下のような存在です

由乃

ですが、賢者は…

月影 緋芽

簡単に言うと、神が直々に指名した、世界の住民の事ね

月影 緋芽

神にもよるけど、賢者に啓示を与えることが多いわ

吟羽 舞夢

ということは、緋芽さんは月影神社の神だから…

吟羽 舞夢

神に選ばれた月影未彩ってこと?

月影 緋芽

そういうことよ!

月影 緋芽

理解が早くて助かるわ

月影 緋芽

さて、ちょうど魔法陣が完成したわ

緋芽は作った魔法陣を舞夢達の足元へ移動させながら伝える

月影 緋芽

既に事情は彼女に伝えたわ

月影 緋芽

はるくん、見つかるといいわね

月影 緋芽

それじゃあ行ってらっしゃい!

舞夢達は、緋芽の作った転送魔法の魔法陣によって、緋芽の賢者の元へと送られる──

異世界旅路〜失われゆく世界を旅する少女〜

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