光
ふ!
ズパン!
悪霊
グギャァァァ!
光
……よし。
光は着々と悪霊を倒していた
光
あと一体は何処に居るんだ?
光は神社の周辺をくまなく探した。
光
……いない。もう少し奥の方か?
???
……れか……けて……
光
?
光
……まさか……
光は声のした方へと向かった。
光
……何処だ?
光
!!
光の目に悪霊とそれに捕まった少女が写った。
光
マズい。
光は出せる限りのスピードで悪霊に迫った。
光
ふ!
悪霊
!?
ズパン!!
悪霊
ギィャァァァァ!!
光菜
!?
光は少女を掴んでいた腕を斬り、少女を抱きかかえた。
光
ふぅ、ギリギリ間に合った。
光
君、大丈夫?
光菜
……う……うん……。
光
ほ、良かった。
悪霊
き……貴様……
悪霊
よくも俺の獲物を……
光
……。
光
スタスタスタスタ
光は悪霊に近づいた。
悪霊
ひ!く……来るな!
悪霊
バッ
悪霊は逃げようとした。
光
ガシ
光
人を襲っておいて、逃がすわけがないだろう?
悪霊
!!
悪霊
……あ……
ズパン!!
光
……よし、ノルマ達成。
光は刀をしまった。
光
もう安全だ。よく頑張ったな。
光菜
!?
光菜
ううう……
光
!?
光菜
うわぁーーん!!
光菜はその場で泣き崩れた。
光
うん、頑張った頑張った。
光は光菜が落ち着くまでそばで待った。
五分後
光菜
……あ、ごめんなさい。
光菜
ご迷惑をおかけして。
光
いやいや、そんなことないよ。
光
無事で良かった。
光菜
はい……。
光菜
……あ!!
光
!?
光
どうしたの?
光菜
私、友達と待ち合わせしてるんでした!
光
おお、それは早く行ったほうがいいな。
光
じゃあ俺はこれで。
光は立ち去ろうとした。
光菜
あ……あの!
光
?
光菜
助けて頂いてありがとうございます。
光菜
お礼がしたいので連絡先とか教えてくれませんか?
光
いいよお礼なんて。
光菜
じ…じゃあお名前だけでも……
光は少し考えた。
光
これ、やるよ。
光菜
?
それは小さなお守りだった。
光
それを持ってたら悪霊には襲われない。
光
でも万が一、襲われそうになったら、そのお守りを開けて。
光
そこに俺の名前と連絡先書いた紙入ってるから。
光
じゃ。
光
タッタッタッタッタ
光はその場を後にした。
友達
あ!こんなところにいた!
光菜
あ、
友達
いつまで待たせるのよ!
光菜
ごめん。
友達
?何か持ってんの?
光菜
!?う……ううん。
友達
そう……
友達
まぁとにかく、行こう。
光菜
うん。
光菜は友達と祭りの屋台を周りだした。
光菜
(このお守り、一生の宝物にしよ。)







