テラーノベル

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テラーノベル(Teller Novel)

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休憩も挟んで、20時間は歩いている しかし、夜になる気配は無い 体内時計が狂いそうだ

死の天使 アズラーイール

めちゃくちゃなんもないじゃん
てか何書いてんだよ

人間

日記です
勝手に見ないでください

死の天使 アズラーイール

はぁ?日記くらい良いじゃん
そんな恥ずかしいもん書いてんの?

人間

ち、ちがう!!
人間の世界では、そんな堂々と見せるもんじゃないんです
個人情報!コンプライアンス!!

死の天使 アズラーイール

コン…なんて?

人間

とにかく、見せません!!

死の天使 アズラーイール

え〜!気になるなぁ〜

 ︎︎

死の神 タナトス

ずっと昼…今頃暗い夜だ

エマ

お腹がすいたわ…もう無理…
毎日歩いててもう疲れたわ

破壊神 シヴァ

はー…人間って本当に脆いなぁ…

創造神 ガイア(テラ)

人間ですからね

人間

まぁまぁ、キリがいいし、休んで寝ようよ

悪魔 アスタロト

じゃぁ私料理するぞ!

エマ

私が担当よ
あなたはどっかへ行って!

悪魔 アスタロト

へーへーわかりましたー

破壊神 シヴァ

なんだ、素直だな

悪魔 アスタロト

またあんなんされたら嫌だもん

創造神 ガイア(テラ)

ビビってますね

悪魔 アスタロト

び、ビビってねーし!!

人間

……。

エマ

…どうしたの?

人間

あぁ、いや、地球がこうなる前に会った女の子の事が気になっちゃって…。

エマ

そのお話、すっっごく気になる!
どんな子?

人間

い、いや、なんでもないよ!

創造神 ガイア(テラ)

気になりますね…

破壊神 シヴァ

教えてくれないか?
必要な情報かもしれない

死の天使 アズラーイール

人間探しに適しているからねぇ

悪魔 アスタロト

おい!教えろ!!

死の神 タナトス

…。

人間

わかりました

人間

パーカーのフードを、目が見えないくらい深く被った女の子が、俺を呼んだんですー…。

謎の少女

…この…廃病院で…1週間…居て…。

人間

えっと…え?

人間

俺今急いでるんだけど…

謎の少女

あと…1時間で…地球が…破滅…する…。

人間

急なおままごと?

謎の少女

……出たら…死ぬと…思え…。

人間

何を言って…てか、君の名前はー…。

確実に目の前にいた少女が、突然いなくなった

人間

なっ?!(ここは10階行き止まりの廊下だぞ?!)

1時間その女の子を探し回っていると、突然建物が大きく揺れ始めた

ガタガタガタ!!!

人間

うわぁ?!一体何が!?

とにかく俺は急いで近くにあった毛布を使って、自分の身を守った。

しかし、役には立たなかった…。

ジャンプをした時のように上下に揺れ始め、11階部分から建物がポッキリ折れてしまった

人間

(に、逃げないと…でも、立てない!!)

すると、固いものが頭にあたり、脳震盪で失神してしまった。

 ︎︎

目を覚ますと、真っ暗な夜になっていた。 手元に落ちていた懐中電灯を手に取り、フラフラと外に出ようとしたその時…。

ドアノブが異常に熱い

人間

あぁ…1週間出ない方がいい……。

人間

あの子は…何者なんだ?!

人間

無事なのか?!

人間

…って、言うことがあったんです

創造神 ガイア(テラ)

…すごい……。

人間

へ?

死の天使 アズラーイール

そいつ…絶対不死身の神だぞ!!
オイラ1回も会ったことないぞ?!

人間

一人称オイラなんだ?!

死の天使 アズラーイール

そこにびっくりするなよ!!

破壊神 シヴァ

お前はレアだなぁ〜!

死の神 タナトス

…私は1度お会いしたことがある
しかし、すれ違い程度だ…。

エマ

あなたが「選ばれし者」って言う事ね

人間

ど、ドユコト…?

創造神 ガイア(テラ)

この地球での神話では、最高神よりもっと上の神がいます
それが不死身の神…イモータル

死の神 タナトス

イモータル様は未来予知が出来る
未来を予知し、世界を救う人間を当てた…。

エマ

それがあなただった…という事よ

人間

マジで…?

創造神 ガイア(テラ)

……つまり、「ケイカカンサツというのは嘘だった」という事ですか?

人間

……すみません…嘘です

破壊神 シヴァ

そういえば、名前知らないな…。

創造神 ガイア(テラ)

忘れん坊ですね、時斜ですよ

死の天使 アズラーイール

ほぉ、トキヤというのか〜!

人間

あー…まぁ、ハイ…。

創造神 ガイア(テラ)

名前言ってもいいんですか?

破壊神 シヴァ

まぁ、大丈夫だろ!

エマ

よろしくね!トキヤ!!

死の神 タナトス

……もう寝る時間だ
創造神ガイア、家を作れ

創造神 ガイア(テラ)

ハイハイ、しますよ

創造神 ガイア(テラ)

げぇぇえええっ

エマ

まぁ!美しいわ!

悪魔 アスタロト

こいつ…(目腐ってないか?)

死の天使 アズラーイール

よし、寝るか〜

死の天使 アズラーイール

おやすみ〜

人間

おやすみなさい

創造神 ガイア(テラ)

おやすみなさいませ

破壊神 シヴァ

おやすみ

エマ

おやすみなさい

悪魔 アスタロト

おやすみー!

死の神 タナトス

おやすみなさい

人間

……。

コンッコンッ

人間

ハイ…ぁ……。

人間

あなたは…。

死の神 タナトス

…。

死の神 タナトス

私は死の神、タナトスだ

人間

死の神……どうなさいましたか…?
……タナトス…様…。

死の神 タナトス

恐れるな

人間

……。(頷く

人間

どうぞ…。(小声

死の神 タナトス

……。

バタン

破壊神 シヴァ

ァィッ…。

破壊神 シヴァ

(何をする気なんだ…?)

死の神 タナトス

…。

人間

紅茶をどうぞ…。

死の神 タナトス

……。

人間

……。(椅子に座る

人間

(かっこいい蛇だなぁ)

死の神 タナトス

創造神ガイアに作らせた

人間

え?

死の神 タナトス

この蛇を見ていただろう?

人間

あ、はい

死の神 タナトス

この蛇からも見ることが出来る

人間

そうなんですか…。

死の神 タナトス

…。

人間

…。

死の神 タナトス

トキヤじゃないだろ

人間

え…ど、どうして…!

死の神 タナトス

私はおのれらの名を知っている

人間

…。

死の神 タナトス

お前の味方だ…ばらしはしない

人間

……ありがとうございます…。

死の神 タナトス

だが、交換条件だ

人間

…はい

死の神 タナトス

お前は気づいていないが、かなり運のいい体質をしている
神々に恵まれた体質だ

死の神 タナトス

お前の生気を頂けないだろうか?

人間

そんな…。

死の神 タナトス

少しでいい
人間が一日で回復する量だ

人間

……わかりました…。

死の神 タナトス

来い

時斜はゆっくりと近寄ると、死の神 タナトスは焦らすなと言わんばかりに強く腕を引っ張った。

人間

あっ

転けそうになった所をキャッチしたタナトスは、そっと割れ物を持ち上げるかのように抱きかかえ、向かい合った状態で膝に座らせた。

死の神 タナトス

さぁ、口を開けろ

人間

……ぁ

人間

(ファーストキス…まぁ、この世界壊れてるし、もう考えなくていいか)

死の神 タナトス

ン……。

人間

…………ん?

段々と視界が悪くなってくるのに気づいた時斜は、タナトスから離れようと頭を横に振ろうとした

しかし、タナトスはすぐに察し、時斜の頭を片手で少し強く固定した

人間

お…あぁ…………ぁ……。

意識も朦朧としてきたその時…。

ドンドン!!

死の神 タナトス

……来たか

破壊神 シヴァ

おい!!開けろ!!

タナトスはゆっくり時斜を座らせ、強くノックするシヴァの方へ向かった

死の神 タナトス

……。(ガチャ

バキッ!!

人間

はぁ…はぁ…はぁ…………え?

意識が朦朧としたまま見てみると、シヴァがタナトスを拳で殴った瞬間だった

破壊神 シヴァ

おい!!大丈夫か?!
お前の生気がますます薄くなってて焦ったぞ!!

人間

……いいんです…。

破壊神 シヴァ

はぁ?

人間

バレなければ…ハハッ……こんな交換条件なんて、苦にならないッスよ

破壊神 シヴァ

お前…まさか!
あいつと契約を交わしたな?!

死の神 タナトス

彼の本名を知っている…
おのれらにバレると死ぬとわかっている様だ…
フフフッ さすがだ人間…いや、時斜

破壊神 シヴァ

貴様…!!

死の神 タナトス

戦いは好まん

破壊神 シヴァ

好みじゃないなら売ってやるよ!

死の神 タナトス

……落ち着け

すると、突然後ろから大きな蛇が現れ、シヴァに巻き付き、首元を強く噛んだ

破壊神 シヴァ

ぐあっ!!

死の神 タナトス

フフフッ…。

人間

タナ…トス…!な…何を…する気…?

死の神 タナトス

……アズラーイール

死の天使 アズラーイール

バレたか
まぁバレるよね

死の神 タナトス

こいつを私の部屋で寝かせろ

死の天使 アズラーイール

わーったよ(相変わらず元気だな)

死の神 タナトス

フフッ…フフフフフッ……。

人間

アズラーイール…?もしかして……。

死の天使 アズラーイール

知ってるの?へへっ嬉しいなぁ
大丈夫、あいつらは死なないから

人間

……。

頭が上手く回らないが、意外な関係に驚く

意識が限界に達した時斜は、ゆっくり眠りについた

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