テラーノベル
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いつもなら、何言ってんだよって、笑って流せるのに。
何故かゆうたの言葉は私の胸にすとんと落ちて、いつも通り笑えない。
ふいに視界がぼやける。涙がこぼれそうになって慌てて上を向き、唇をギュッと噛み締める。
りほ
きっと私の声は震えているだろう。
ゆうた
ゆうた
普段のゆうたからは想像もつかない言葉の数々。一瞬ふざけてるのかと思ったけど、ゆうたの顔はやっぱり真剣そのものだった。
りほ
ゆうた
ゆうた
ゆうた
ゆうた
その言葉は私の涙をついに溢れさせて、1度涙が溢れてしまえば後はもうとめどなかった。
BGMが消えた車内には、私の啜り泣く声だけが聞こえる。
りほ
ゆうた
幼少期からお姉さん気質な私にとって、人に慰められたり弱みを見られたりするのは酷く恥ずかしい事だった。
でも今は、嫌じゃない。 理由なんて分からないけど。
ゆうた
さっと水を買って戻ってくると、私が落ち着くまで背中をトントンと叩いてくれた。
りほ
りほ
ゆうた
りほ
ゆうた
やっぱり今日のゆうたはいつもと違う、なんて思いながら彼の言葉の続きを待つ。
ゆうた
りほ
ゆうた
ゆうた
ゆうた
ゆうた
りほ
ゆうた
コメント
2件
早く見れて良かった!続きが楽しみです!
続き気になります! その次はリクエストくるのが楽しみです!