太宰さん
ああ、ああ、ああ
太宰さん
遂にここまで来た
太宰さん
待ちに待った瞬間だ
太宰さん
楽しみだ。
太宰さん
本当に楽しみだ。
太宰さん
でもね、心残りがある
太宰さん
君がいずれ完成させるその小説を読めないこと
太宰さん
今はそれだけが
太宰さん
少し悔しい
...ヒュン...
芥川/敦
........
若い漢が空へと消えた瞬間、 叫び声が聞こえた。
太宰さん
ーーーー!ーーーーーーーー!ーー___
グシャ...
...ヒュン...
太宰さん
...(これで、この世界は、オダサクは____)
オダサク
その方が...幾分か素敵だ...
太宰さん
何故わかる?
オダサク
分かるさ...
オダサク
俺はお前の...
オダサク
友達だからな
太宰さん
......(パチッ)
太宰さん
あ"アァァァァァァァァァァァァァア!!
太宰さん
嫌だァァァァア、、、、!!!!
太宰さん
死"に"だぐない"ィ!!!!
太宰さん
君の小説を......
太宰さん
読みt
グシャ...
約2時間後
警察
箕浦:...若いな
警察
ん?コレ...泣いた跡...?
オダサク
...未来は誰にもわからない。