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曲パロ物語

1 - わたしのアール

♥

46

2022年10月16日

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それはある夏の日から始まった

私の幻想物語だった___。

__初めはただの好奇心と 少しの罪悪感から出たものだった。

ただ、それだけのことだった。

私 屋上で靴を脱ぎかけた時に

三つ編みの先客に

声を掛けてしまった。

ねぇ、やめなよ_______。

口をついて出ただけ。

ホントはどうでも良かった。

先を越されるのが

なんとなく癪だった。

三つ編みの子は語る。

どっかで聞いたようなこと

三つ編みの子

運命の人だった。

三つ編みの子

どうしても、愛されたかったの。

___......。

ッハ、巫山戯んな!!!!

そんな事くらいで私の先を越そうだなんて…!

欲しいモノが手に入らないなんて

奪われた事すら無いくせに…ッ!

三つ編みの子

…話したら楽になったよ。

_そう言って、 三つ編みの子は消えていった。

__さぁ今日こそは、

と靴を脱ぎかけた時に

背の低い女の子

また声を掛けてしまった。

ねぇ、やめなよ__。

背の低い子は語る。

クラスでの孤独を。

無視されて、奪われて

居場所が無いんだって。

…ッ、巫山戯んな!!!

そんな事くらいで、ッ

私の先を越そうだなんて!!!!

それでも…、家では愛されて

暖かいご飯もあるんでしょ?!!

背の低い子

…お腹空いちゃった、

と泣いて

背の低い子は消えていった。

そうやって何人かに

声を掛けて

繰り返して

私自身の痛みは誰にも言えないまま__。

初めて見つけたんだ。

似たような悩みの子。

何人目かに会ったんだ

黄色いカーディガンの子。

黄色いカーディガンの子

家に帰る度に、増え続ける痣を

黄色いカーディガンの子

消し去ってしまう為に此処へ来たの。

と言った。

口をついて出ただけ

ホントはどうでも良かった。

思ってもいないこと

でも声を掛けてしまった。

……ねぇ、やめ、てよ...__。

あぁ、どうしよう。

この子は止められない、

私には止める資格がない…。

…それでも、此処からは消えてよ

キミを見ていると苦しいんだ…!

黄色いカーディガンの子

、そっか。じゃあ今日は辞めておくよ。

って、

目を伏せたまま消えていった。

今日こそは誰も居ない。

私1人だけ。

誰にも邪魔されない、

邪魔してはくれない。

カーディガンは脱いで。

三つ編みも解いて、

背の低い私は

わたし

__今から飛びます。

結局全ては私の見せたわたしの幻想

ある夏の日、学校の屋上へと向かった。

私が助けた_否、私が消したヒトの様なモノは

わたしの幻想で作られた わたしのドッペルゲンガー

屋上へ行ったあの日、結局死ぬのが怖くなった。

だからわたしは、1日に1回。

毎日学校の屋上へ行ってわたしについての全てを私に相談して、それが尽きるまでは死な無いことにした。

きっとその頃には覚悟が出来ていると思ったから。

本当は、誰かが助けてくれると願っていた。

希望があった。

求めていた。

けれど、どうやら神様は私のことなどどうでも良かったらしい。

………

____。

暗転

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46

コメント

1

ユーザー

あ、そうだ。曲パロを書こう。 書けたわ…。え〜なんか投稿した事ないからしてみたいな〜…。しよ。みたいなノリで投稿しました。はい。どうぞよろしくお願いします

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