嫌われるのは慣れている

ﾁｭｯ

ｸﾁｭｯﾚﾛﾚﾛﾚﾛｸﾁｭｯﾚﾛﾚﾛﾚﾛ

ｸﾁｭｯﾚﾛﾚﾛﾚﾛｸﾁｭｯﾚﾛﾚﾛﾚﾛ

嫌だ。

怖いっ。

ケーちゃん怖いっ、！

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

キス嫌だっ。触んないでっ、！舐めないでっ！

そっか···そういえば俺に拒否権、ないんだった。

ケーちゃんもそれを知ってて、こんなことするんだ。

ケーちゃん···怒ってるから。

ｸﾁｭｯﾚﾛﾚﾛﾚﾛｸﾁｭｯﾚﾛﾚﾛﾚﾛ

我慢、しなきゃだよねっ。

ｸﾁｭｯﾚﾛﾚﾛﾚﾛ

大丈夫。

怖くなんかない。

すぐ、終わる。

挿れられないっ、。絶対に。

抵抗···しちゃ、ダメっ。

ｶﾞｼﾞｯ🩸

ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙｯ

ｷﾞｭﾙﾙﾙﾙｯ

痛いっ、痛い痛い痛いっ！！

なんで、なんで痛いのっ！！

苦しいっ、。

気持ち悪い。

死んじゃいそうっ、！

俺はいっつもそうだ。

何にでもいちゃもんつけたり、諦めたり···。

なにも、分かんなくて···言い訳したくて、本当のこと言いたくて。

でも、いざ言おうとすると喉がキューってしまって声が出なくなる。

本当の自分を否定しているように、誰にも教えたくない、から。

本当の自分を、隠したくて···。

幸せになんか、なりたくない。

セックスなんか、したくない。

虐められたくない。

真面目に、平凡に生きたい。

たくさん友達作りたい。

一緒にバレーしたい。

遊びたい。

他愛のない話で盛り上がりたい。

笑いたい。

泣きたい。

怒りたい。

悲しみたい。

輝きたい。

これは全部···俺の願望だ。