俺はいつも明るいあいつが嫌い
みんなに対して優しくて
頼れる存在
嫌われる要素なんてなくて
それでも俺は嫌い
kr
sm
まるで犬みたいに構ってきて
楽しそうに話してくれる
kr
kr
sm
話しているだけで心臓が締め付けられるような感覚
とても苦しい
sm
早く距離を置かないとどんどん悪化していくから
kr
どうしてそんな悲しい顔するの
そんな顔見たくないのに
こっち来ないでよ
sm
kr
sm
sm
よりにもよってなんでこんなやつと
kr
kr
kr
kr
ああ嫌だ
鼓動がどんどん早くなっていく
sm
こいつと話すといつもこうなってしまう
顔に出てないかな
もう近づかないでよ
お前から離れたくせに
中学生の時は仲が良かった
それも俺だけが思っていたことだとしたらそれでおしまいだけど
kr
sm
話すと自然に笑顔が溢れて
嫌なことなんて全部消えてしまう優しい彼が好きだった
それでも人はいつか離れるらしい
kr
kr
sm
kr
彼はそういう明るい人たちに囲まれていった
そりゃそうだ
俺となんかと一緒にいたって面白くないんだから
kr
kr
ガタッ
kr
kr
嫌い
嫌い
大嫌い
kr
sm
kr
一緒にいたくない
どうして構ってくるの
sm
ガタッ
kr
タッタッタッ
sm
kr
また追いかけてきた
kr
kr
krが手を差し出してくる
もう我慢できないよ
お願いほっといて
パシッッ!!
kr
sm
手をはねのけてkrのことを睨みつける
krは驚いて固まっているみたい
当たり前だ。こんな拒否の仕方初めてだったから
kr
kr
sm
krが苦しそうに顔を顰め
下へ俯く
その瞬間何故か罪悪感が一気に込み上げてきて
心臓がどんどん締められていった
違う。これが見たかったんじゃない
いつもなら笑ってくれたでしょ?
sm
kr
sm
sm
涙のおかげで上手く喋れない
本当に泣きたいのはkrのはず
理不尽を押し付けられて今だって困ってる
俺の一方的な理不尽なんて言ったって
こんなの意味無い
重くだるい足を動かし教室へ向かおうとする
なんて言葉が脳に浮かぶ
ガシッ!
kr
sm
sm
わかりやすいため息をついて牽制する
お前といると苦しいんだ
無性に何かが湧いてくる
そう。自分でももう気づいてる
俺はこいつが嫌いなんかじゃないって
kr
sm
お前のことが好きだったってことくらい分かってるよ
kr
sm
kr
突然声を張り上げられ体が跳ねる
ただならない緊張感があって
思わず固まってしまった
kr
kr
kr
kr
kr
sm
嘘だよ
kr
sm
何それ
俺最低だ…
ずっとkrの気持ちを踏みにじって
俺の都合のいいように勝手に書き換えて決めつけて
kr
kr
言わなきゃ
今頃こんなこと言ったって無駄だけど
sm
ごめんなさいって言わないと
こんな時に限って言葉が口から出ていかない
思ってもないことはどんどん出てくるのにどうして
sm
小さく呟いてその場に座り込む
どうしても上手くいかない
kr
顔を上げると目が少し赤くなっているkrがいた
俺のせいでこんな
sm
kr
kr
違う
断ったんじゃない
sm
kr
sm
sm
kr
ボソッと一言呟いて
俺の事を強く包み込んだ
sm
ぶわっと優しい匂いが広がった
kr
sm
何らかの安心が覆い被さる
そのせいでまた涙が零れて止まらない
そんな俺にkrは優しいキスをした
kr
綺麗な黄色の瞳と目が合う
どんどんと顔が熱くなる感覚が襲ってきた
kr
sm
kr
sm
そういう所
ほんと嫌いだよ
sm
店主
sm
店主
sm
店主
sm
店主
店主
sm
店主
sm
店主
店主
店主
店主
sm
店主
店主
店主
店主
近々またすぐ終わる気がする連載始めます ところで何タップくらいなんすかね皆 よく分かってないです。 見やすい長さはこんくらいとかあれば是非教えて貰えると嬉しいです
私の作品のどれかを指してもらっても大丈夫なので
コメント
3件
ああ...!!🫶🏻✨smさんが!!!!自分の気持ちに正直になれないのめちゃ最高でした...!!!😘
めっっっっっっちゃ好きですッッ! こういう…なんだろう…気持ちがすれ違ってるの大好きですっ!!