テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

一覧ページ

蒼天に咲くムスカリ

第1話 - 第1話　出会い

2025年02月16日

#蒼天に咲くムスカリ

#オリキャラ

#一次創作

#oc

#創作

すたあ。

魔乃(ﾏﾘ)

…

天空(ｿﾗ)

あ！起きた！
(よかった……)

孤魔(ｺﾏ)

おい、お前。
名前は？

魔乃(ﾏﾘ)

まり…

孤魔(ｺﾏ)

まり、ね…

孤魔(ｺﾏ)

…森に倒れていたお前が、ｿﾗに襲いかかったって聞いたが。

孤魔(ｺﾏ)

覚えてるか？

魔乃(ﾏﾘ)

……

孤魔(ｺﾏ)

その感じは覚えてねーな…

孤魔(ｺﾏ)

じゃあその前の事は？
覚えてるか？

魔乃(ﾏﾘ)

……

天空(ｿﾗ)

記憶喪失…かな…？

孤魔(ｺﾏ)

お前が言うのかよ……

天空(ｿﾗ)

あ、あはは……

孤魔(ｺﾏ)

…まぁ、そういう事になるな

孤魔(ｺﾏ)

じゃあ、思い出すまでは
ここに住めばいい。

孤魔(ｺﾏ)

それ以降は知らん。
勝手にしろ

魔乃(ﾏﾘ)

…

孤魔(ｺﾏ)

じゃ、ｿﾗ。
あとは任せる

天空(ｿﾗ)

こま……

天空(ｿﾗ)

…えっと、

天空(ｿﾗ)

私はそら。

天空(ｿﾗ)

しばらくの間よろしくね…！

魔乃(ﾏﾘ)

…よろ、しく

天空(ｿﾗ)

…じゃあ、なにか飲み物持ってくるから、待ってて…！

魔乃(ﾏﾘ)

…

天空(ｿﾗ)

(うぅ…何話せばいいんだろ……)

天空(ｿﾗ)

(私が人付き合い苦手なの知っててこの役割なの…？)

魔乃(ﾏﾘ)

…

魔乃(ﾏﾘ)

(お腹空いた…)

？？？）うえぇん泣

魔乃(ﾏﾘ)

…？

？？？）あーもう！こんぐらいで泣くんじゃねぇ！！お前も男なら泣くな！

魔乃(ﾏﾘ)

(下…から…？）

魔乃(ﾏﾘ)

(気になる…少し…だけ、、)

(覗き見してるﾏﾘ)

魔乃(ﾏﾘ)

(子供が…怪我してるの、かな……)

魔乃(ﾏﾘ)

…っっ！？

魔乃(ﾏﾘ)

はぁ…っ、はっ…っ…

魔乃(ﾏﾘ)

(なに、これ…)

魔乃(ﾏﾘ)

(血が…血が欲しい……なん、で…っ)

魔乃(ﾏﾘ)

(意識…が……っ)

天空(ｿﾗ)

…！

天空(ｿﾗ)

まりちゃん！！？

魔乃(ﾏﾘ)

ゔぅ……っぐ…っっ

(ｿﾗに噛み付こうとする)

天空(ｿﾗ)

っっ…

🍵ガシャンｯ

孤魔(ｺﾏ)

…なんだ？

孤魔(ｺﾏ)

…おい、どうした…って…

天空(ｿﾗ)

いった……

天空(ｿﾗ)

あっ……

孤魔(ｺﾏ)

…大丈夫か？

天空(ｿﾗ)

私は大丈夫…だけど……

孤魔(ｺﾏ)

気絶…か。

魔乃(ﾏﾘ)

…

孤魔(ｺﾏ)

……もしかして

孤魔(ｺﾏ)

……ガキどもの血の匂いに誘われたのか…？

天空(ｿﾗ)

え、……

天空(ｿﾗ)

…吸血鬼ってこと…？

孤魔(ｺﾏ)

…めんどくせぇやつ拾ってきたな…お前…

天空(ｿﾗ)

だって…！！

孤魔(ｺﾏ)

はいはい。

天空(ｿﾗ)

っっ…

孤魔(ｺﾏ)

とりあえずベッドに運ぶぞ

天空(ｿﾗ)

あ……

孤魔(ｺﾏ)

あ？

孤魔(ｺﾏ)

………何見てんだよっ

子ども

…だ、だって……

子ども

ｺﾏ…急に走り出したから…気になって……

孤魔(ｺﾏ)

…

孤魔(ｺﾏ)

はっ…お前には関係ねーよ

孤魔(ｺﾏ)

戻れ。

子ども

うっ……わ、わかった…

孤魔(ｺﾏ)

…他の奴らに言わなくていいからな？

子ども

も、もちろん…！！

子ども

言う必要ないし…

孤魔(ｺﾏ)

おう。偉いな(頭を撫でる)

子ども

…！

子ども

…うん！！

魔乃(ﾏﾘ)

…

天空(ｿﾗ)

あ！起きた…

天空(ｿﾗ)

大丈夫…？

魔乃(ﾏﾘ)

……わたし…

魔乃(ﾏﾘ)

…なにを、しようとしてたの……っ？

魔乃(ﾏﾘ)

…お腹っ、空いて……

孤魔(ｺﾏ)

…やっぱ傷、治ってるな……

天空(ｿﾗ)

え？

天空(ｿﾗ)

あ、ほんとだ……

魔乃(ﾏﾘ)

…？

孤魔(ｺﾏ)

…多分お前の種族分かったぞ。

魔乃(ﾏﾘ)

種族…？

孤魔(ｺﾏ)

…お前もしかして、この世界のことも覚えてないのか…？

魔乃(ﾏﾘ)

この、世界…？

孤魔(ｺﾏ)

あー………

孤魔(ｺﾏ)

…この世界には異人っていう、人間じゃねー奴らが居るんだ。

孤魔(ｺﾏ)

異人は人間から嫌われている。

孤魔(ｺﾏ)

この街は、人間と異人が一緒に暮らしてる、珍しい場所なんだ。

孤魔(ｺﾏ)

うちはそういう異人いじめにあった子供達を預かってる。いわば、保育園みたいなもんだな。

孤魔(ｺﾏ)

ちなみに、奥の部屋で、この街の奴らの相談に乗ってる…が、今ではもう何でも屋みたいなもんになっちまってる。

魔乃(ﾏﾘ)

……

孤魔(ｺﾏ)

…まぁ、住んでれば、そのうちわかる。

魔乃(ﾏﾘ)

…種族ってことは、私は異人なの…？

孤魔(ｺﾏ)

そうだな。多分お前は…

孤魔(ｺﾏ)

…『吸血鬼』、なんじゃないか？

魔乃(ﾏﾘ)

吸血鬼…

孤魔(ｺﾏ)

お前が下に来た理由は知らんが…

孤魔(ｺﾏ)

ｿﾗに会う前に、血の匂いで暴走しかけたんじゃねーかなって。

孤魔(ｺﾏ)

確証はないけどな。

孤魔(ｺﾏ)

…ちなみに、俺もこいつも異人みたいなもんだ。

孤魔(ｺﾏ)

ｿﾗは記憶喪失な天使。

孤魔(ｺﾏ)

俺は簡単に言うと、実体がある幽霊。

天空(ｿﾗ)

私はここに住みながら、記憶を取り戻そうとしてるの。

魔乃(ﾏﾘ)

私も…思い出したい

魔乃(ﾏﾘ)

目が覚めてからずっと、何かが引っかかってるような気がする

魔乃(ﾏﾘ)

忘れてはいけない何かがある気がする。

孤魔(ｺﾏ)

おう、なら…改めて

孤魔(ｺﾏ)

…これからよろしくな

魔乃(ﾏﾘ)

…！

魔乃(ﾏﾘ)

…よろしく

孤魔(ｺﾏ)

…でも、色々と課題があるな…

孤魔(ｺﾏ)

まずは、ﾏﾘが暴走しないようにする対策を考えねーと…色んなところに被害が出ちまう。

天空(ｿﾗ)

あ！ならさ……

この作品はいかがでしたか？

0件

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう！

すたあ。

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

蒼天に咲くムスカリ

第1話 - 第1話　出会い

作者の他の作品すべて見る