ここは極寒の地。 様々な人々が ここに住んでいます。 ここは四季による 気温の差が激しく、 夏はとても暑く、 冬はとても寒いです。 特に冬は窓を開け、 外の冷気を吸うだけでも、 肺などが凍り、 死んでしまう人もいる程。 そんな地に住んでいる人々は どんな暮らしをしているのか 見てみましょう。
ここはシェアハウス。 どこかの二人が この家を 使っています。
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二人は こたつに入りながら、 みかんを食べている。
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楽しそうに談笑している。 実際、外は道路も 空も青く白く 凍っている。
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あまり静かで この地で思わず 息を吸い込んだ人は
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冷えた夜が肺に 砕けて散った… のだとか。
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2人はそんな 外の景色を見て 怖くなったみたい。
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ひぽ、ひぽ、せー、ぜ。
2人はそんな 白くて浅い 呼吸をするの だった。
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そうやって 一人の青年は 台所に 向かったのだった。
窓の隙間を 寒が抜けた。
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青年は 窓を閉ざす。
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青年は 寒が抜けたのを 感じ、 楽しそうに している もう一人の青年を 思い出し、
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と思ったのだった。
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二皿を机に 並べる。
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二人はインスタントの コンポタを飲み込む。
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ぐるぐる巡る夜には 二人の口ずさんだ 歌は掴まれ、 消えたのでした。
今日もふたりは こたつでみかんを 食べている。
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黙々と 温かい身体を 維持しながら、 咀嚼する。
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次の季節は もう来ない。
そんな現実を 知って、 泣いている。
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冷気の蔓延は 収まらない。
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冷気の蔓延の せいなのか、 わからない。 だけど、細胞単位の 終わりを迎えていることは わかる。
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星が落ちる現象 のようだ。
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ご飯を食べる。
かなしい、 けれども、 おいしい。 なぜだろう
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それから 眠るの 繰り返し なのだ。
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一人の青年は 寝ている。 もう一人の青年は 外を見ている。
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そんな呟きは 寒気によって、 かき消される のだった。
今日もふたりは こたつでみかんを 食べている。
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過ぎた季節の 思い出ばかり 懐かしんでいる。
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絶対的な 生物学的な 終わりを前に 手をつないでいる。
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そんなくらしが かなしくなったのか、 オッドアイの青年は 二階の窓を開けて、 先に一階に降りた。
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桃髪に青年は 右の手と 肺と 心が 凍って しまったのだ。
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歌の分子さえも 今日は 3メートルで 凍りつくみたいだ。
今日もふたりは こたつでみかんを 食べている。
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何をしようか、 オッドアイの青年は 夢に見る。
桃髪の青年の 右手は青く 凍ってひびも 入ってしまった のだった。
そうして 二人はみかんを 食べた。
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いつもの通り 寝て、窓の外を
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君と見ながら 桃髪の青年の こころは 冷たい脈を 打つのだった。
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オッドアイの青年は 桃髪の青年の 気遣う言葉を 気付かぬ素振りで 眠りに付いた。






