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クレア
らるす
クレア
らるす
つい最近仲間になった、クレア。 彼女は、とてもミステリアスなアイドルだ。
クレア
らるす
クレアは元の世界では魔法使いをしていた。 そのせいか、やけに魔法に詳しかったのだ。
クレア
らるす
クレア
らるす
エストレア王から可能な限りまとまって入ってくれ、とは言われたものの、 ぼくもクレアもまだお年頃。難しすぎる。
クレア
らるす
クレア
らるす
サイショー城 大浴場の間にて
ほかの仲間…ヒステリウムとリレイバーが浴場を出てから一時間ほど経っている。 だからなのか、大浴場は床の水滴一つすらない状態でぼくたちを迎えてくれた。
クレア
らるす
クレア
らるす
一番風呂で舞い上がっている心を、 クレアの言葉がすっと冷やしてくれた。
そんな彼女も、 今は長い髪を後ろでお団子一つで纏めている。 長すぎて、結んでいないと引きずってしまうらしい。
クレア
らるす
クレア
魔法使いだけではなく、吟遊詩人としても 経験のあるクレアは、やっぱり凄い。 魔法で器用に髪を洗いあげる彼女は、まるできれいな女神様のようだ。
クレア
らるす
恥じらいもなくタオルを取ったクレア。 六つにしっかり割れた腹筋を中心に、がっしりとついた筋肉に、ぼくは異変を覚えた。
クレア
あれ? クレアって、
クレア
お、お…お…
らるす
クレア
あきれ顔のクレアと、浴場中に響く僕の大絶叫。 だってあんなにきれいなのに、 こんなにたくましいだなんて誰が思うの!?
クレア
らるす
クレア
らるす
クレア
あまりにも少女のように見えていたから。 その一言が言えたらどれほど良かったか。
らるす
これほどまでに騙されたことが、あっただろうか。
クレア
彼女…もとい彼が声をかけてくる。 女の子じゃない、 そうわかっていてもドキドキする。
クレア
珍しく、彼の顔が赤くなっていた。 口調も迷いがなさそうな、いつもの感じじゃない。
らるす
クレア
らるす
思いがけない言葉に、驚いた。
クレア
らるす
クレア
聞けば、前の世界では同じ年の頃に 大切な人が突然殺されて孤独となり、それ以来は一人では眠れないらしい。 大切な人から引きはがされる気持ちは、クレアにとってはずっと苦しいものなのかもしれない。
らるす
クレア
そういう彼は、どこか少しうれしそうだった。
それから、彼が僕の近くに立って戦うことが増えた。 クレアなりの、絆の感じ方なのかもしれない。
ボクが、きみを守るから。 クレアは、それから僕に対して そう言うことが多くなった。 その声はあまりにも固い決意で覆われていて、 僕は彼に「そこまでしなくていいよ」だなんて 到底言えなかった。 その胸の中に抱える気持ちを今日も考えながら、 僕は生きている。