私が嫌いなのは

私が嫌いなのは？

さぁ？

考えたことないね

だってそんなこと

関係ないから

外からとてつもなく元気な声が聞こえる

急いで玄関へ向かう

夏は私の幼なじみ

見てわかるがとてつも無く元気で 私はいつも振り回されている

そして菜々は最近きた転校生だ

菜々と優は同じクラスだが私は違う

陰キャな私は他に話す人もいない

けどいるとすれば

コイツだ

コイツは幼なじみでもなければ一緒の中学でもなかった

席が隣だっただけで

特に接点もなかった

もちろんコイツは陽キャであり 勉強も意外にできる方である

私の方が数学が少し得意だからって 教えているだけだ

なるべくこないで欲しい

何で私に構うんだ

私よりいい友達がいるのに

あるわけない絶対に

菜々は高橋先輩のことが好きらしい

菜々が慌てて優の口を塞いだ

菜々の顔は真っ赤になっていた

どうやら本当なんだろう

帰ってきたくなかった

そして私は急いで勉強に取り組む

はぁ　嫌だ

私は１日の中で一番この時間が嫌いだ

哉太は私の弟で中学生だ

その言葉が一番嫌いだ

知ってる

うるせぇよ

だからこの時間が

嫌いだ

私は部屋に戻り 勉強を始めた

わかってる

私が言っていることは全て言い訳だ

私は努力が足りない

私の弟哉太は勉強も運動も出来る

それに比べて私は勉強も運動もできない

そして哉太はイケメンだ

私はブッサイク。

私の周りにいるのはなぜか顔立ちがいい人達ばっかだ

優と菜々だって学年トップを取れるくらい可愛い

しかも一緒にいて楽しい

しかも蓮までとてつもないイケメンだ

だから

この3人とは居たくない