友達

そんなこんなで色々話しました

そう言って手をおいでおいでと振っている

けど、後ろからふと声がした

よく分からなかったけど、なんだか放っておけなくて、私は声がする方へ行った

そして二人は先へと進んでいった

その時あたり一体が白い光に包まれた

梨花の意識はそこで途絶えた

周囲を見渡すと、おそらく自分の腕に繋がれてあるであろう点滴や、酸素マスク、バイタルの音が響いている

そしてナース服を着た女の人がこちらをみて驚いている様子も伺えた。

その後色々検査をして何があったのか話を聞いた

どうやら私は交通事故に遭い生死を彷徨っていたようだ。

その時私は友達といた。なので看護師の人にその友達は？と質問してみた

看護師の人は、お友達は貴方を庇って亡くなったと悲しそうな顔をして私にそう言った。

そして私を庇って下敷きになった二人、つまり奈伊亜と瑠夏は病院に搬送された後息を引き取ったらしい

その時ふとあの時みた夢を思い出した

そしてハッとした。

そして窓へ向かって一歩ずつ歩みを進める。

そして縁に足を掛け、そのまま真っ逆さまに落ちた。

その時、ふと優しく微笑んでいる二人が見えた。

そこで梨花の意識は途絶えた

そして私は二人とまた会う事ができた

私は今世界で一番幸せだと思う