『再会』

嘔吐表現多いです

今日は高校の入学式

でも

高校2年生の僕には

そんなに関係ない

だけど

貴方が入学しませんように

入学したとしても

話しかけて来ませんように

僕のことを

嫌っていますように

そんなことばかり考えていた

拍手がおこるなか

入場してくる新入生

ぁ、

居る

どうしよう、

過去の事を思い出して

頭がぐらぐらしてくる

そこまできた酸っぱい物を飲み込む

うまく呼吸できない

クラスの子たちがざわつきはじめる

誰かが保険の先生を呼んでくれたみたい

吐きそうなのをこらえて

保健室に向かった

1時間ほど休んだ

式はもう終わっただろう

彼の事を思い出し

全身が震える

大丈夫、

きっと嫌われている

それから数日間

彼とは会わなかったし

特に変わった事はなかった

考えすぎだったかな

なんて考えながら

安心して歩く

とんとんっ、

肩を叩かれて

誰だろうと思いながら

振り返る

腕を掴む)ぎゅっ、

どうしよう、

やだ、

触らないで、っ

知ってるはずなのに

わざと聞いてくる

ほんとに彼らしい

怖い

あの頃に戻ってしまいそうで

もう手遅れだけど

冷や汗が出てくる

気持ち悪くなってきた、

頭を沈める)ばしゃん、っ！

やだ、

ﾄﾞﾁｭﾝｯ、！!

やだ、っ

戻りたくない

思い出すと

また吐きそうになる

あ、

もう無理だ

べちゃ、っ

嘔吐物と一緒に

僕の幸せを捨てた

ハートください