羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
加賀美ハヤト
剣持刀也
不破湊
甲斐田晴
叶
無事に結ばれた僕と社長は デートの仕切り直しをする事にした。
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
僕は社長に手を引かれて 水族館へと向かっていた。
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
さも当たり前の様に言うので 僕は反論する事を諦めた。
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
少し残念そうな社長に 申し訳なさを覚えつつ 僕は何度も頷いた。
暫くそのまま歩いていれば やがて、水族館の入口が見えてくる。
自分自身で台無しにしたのだが、 まだ見て回りたい所があったし、 心残りがあった。
売り場の女性
売り場の女性
売り場の女性
この短時間でチケットを買いに来た為 チケット売り場の店員に 覚えられてしまったようだ。
売り場の女性
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
売り場の女性
売り場の女性
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
僕が言葉に詰まり、困るより先に 社長はサラッとそう告げた。
売り場の女性
売り場の女性
売り場の女性
剣持刀也
加賀美ハヤト
売り場の女性
僕の言葉を言い終わるより先に スムーズに会計が済み 僕は手を引かれて水族館の中へ。
剣持刀也
剣持刀也
財布を取り出そうとする僕を 片手で制止し首を横に振る。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
何となく、謝罪よりも 感謝を伝えた方が良い気がした。
館内を歩きながら ふと、先程の社長とチケット売り場の女性のやり取りを思い出す。
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
(なら!尚更学生って言った方が 良かったんじゃ?)
当然の疑問であろう事に 僕が不思議そうにしていると その疑問は次の社長の言葉で あっさりと解決した。
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
そこまで言われて初めて気付く。 自分で気を付けなければ ならない事だったのに…。
社長はさり気なく、そしてスマートに 僕を守ってみせたのだ。
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
思わず声が大きくなってしまい 慌てて周りを見回す 幸いにも僕ら以外、誰も居なかった。
加賀美ハヤト
剣持刀也
(恥ずかしくて死んじゃうよ!)
内心パニックになりながらも 先程の事もあり 確かに『社長』と『剣持さん』では バレる可能性が高い。
観念するしかなくなった僕は 精一杯の勇気を振り絞って…。
剣持刀也
加賀美ハヤト
にこやかに返事をする社長に 僕は俯きながら首を横に振り
剣持刀也
剣持刀也史上、最小の声で呟いた。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
社長はくすくすと小さく笑みを零すと 僕の手を取り、歩き出した。
改めて、剣持さんの手を取りながら ゆっくりと水族館を見て回る。
剣持刀也
加賀美ハヤト
(剣持さんが、ですけど…)
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
くすくすと小さく笑うと 剣持さんは頬を膨らませて怒るので ついついからかいたくなってしまう。
しかし、そんな事をして 嫌われても嫌なので、 再び剣持さんの手を引き 館内を歩いた。
剣持さんは、初めは恥ずかしさからか 手を握り返してはくれなかったものの 気付くとしっかり握り返してくれた。
館内を全て見終えると 再び館内のレストランへやってくる。
何故、此処に来たのかと言うと…。
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
嬉しそうにパフェを頬張る剣持さんを見ながら、私はコーヒーを啜る。
そこで、ある人物にお礼を言わなければならない事を思い出し スマホを取り出す。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
叶
叶
叶
叶
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
水族館をたっぷり堪能した 僕と社長は駅までの道を ゆっくりと二人で歩いていた。
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
剣持刀也
笑いながらそんな話をしていると 聞き覚えのある声に呼び止められる。
不破湊
甲斐田晴
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
ふわっちと甲斐田くんだった。
(何故二人がここにっ!?)
内心焦りながらもそれを表に出さないよう気を付けて話す。
剣持刀也
甲斐田晴
不破湊
剣持刀也
笑いながらそんな話をする二人に 愛想笑いで相槌を打つ。
甲斐田晴
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
甲斐田晴
社長が言った事はデタラメなのだが、 甲斐田くんは すっかり信じているようだった。
不破湊
不破湊
ふわっちが指差す先には 水族館のお土産屋で買った諸々が 入った袋があった。
(流石はホスト!目敏いな!)
普段はぼーっとしている癖に… こういう所は嫌に鋭い。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
不破湊
不破湊
(おいおい!何言ってるんだコイツは)
加賀美ハヤト
剣持刀也
剣持刀也
社長の予想外の返しに 思わずツッコミを入れてしまう。
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
困った様に笑う社長の言葉から 誤魔化し切れないと踏んだらしい。
確かに、ふわっちはこういう事への 勘が異常に鋭い。 社長の判断は正しいと感じた。
剣持刀也
不破湊
キョトンとするふわっちに 社長は先程の出来事を簡潔に伝える。
加賀美ハヤト
不破湊
不破湊
不破湊
社長の背中をバシバシ叩くふわっちに
加賀美ハヤト
不破湊
不破湊
特に悪びれた様子もなくそう言うと 感慨深げにそう言ってくるので
剣持刀也
むすっとしながら僕が尋ねると
甲斐田晴
不破湊
何故か今まで蚊帳の外だった 甲斐田くんが割って入ってきて 衝撃の事実を知らされる。
剣持刀也
加賀美ハヤト
加賀美ハヤト
不破湊
甲斐田晴
2人同時に頷きながらそう言うので 相当分かりやすかったのだろう。
と、なると他にもバレている人物が 沢山居そうで…。 僕はそれ以上の思考を放棄した。
因みに後日、 叶くんから僕と社長が付き合った事を聞いたらしい葛葉から 死ぬ程からかわれて 思いっ切り蹴りを入れてやったのは 言うまでもない事だろう。
これからどうなるかなんて 予想出来ないし全く分からないけど 今は社長の隣に居れるこの時を 大事にしたいと思った。
社長もそうであればいいなと 願いながら 僕はこの幸せを享受する。
【END】
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
羽田真由
コメント
9件
初コメント失礼します。 最高でしたありがとうございます。寿命が伸びました。
今回も最高でした!さん付けええええ