コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
稲穂
ギコギコ
稲穂
錆びた自転車で坂をぎこぎこと漕いでいる。彼女は一刻も早くチョコレートが溶けないように急いでいるのに坂がキツすぎて全く進まない、
稲穂
稲穂
ギコギコギコギコ
キキィッ
稲穂
彼女がやっとの思いで向かっていた場所。そこは
匡斗の家だ。
ピンポーン
稲穂
え、まさか居ない?え、嘘。
『はーい』
稲穂
聞き覚えのある声 その声は匡斗の母親の声だった。
稲穂
『はーい!あ、ちょっとまっててね。』
稲穂
心底稲穂はとても安心した。 もし誰もいなく立ち去ろうとした際に匡斗と会ったらどうしよう。というもしもの考えがあったからだ。
がちゃ
稲穂
匡斗
匡斗
稲穂
稲穂が行き良いよく出した紙袋の中には昨日から徹夜して繰り返し作っていたガトーショコラだ。
稲穂
匡斗
稲穂
『いらない 』などと言われなく安心し胸を撫で下ろした先には 匡斗の手が写った
稲穂
そこには酷い火傷があった
稲穂
匡斗
稲穂
匡斗
稲穂
匡斗
タッタッタ
稲穂
稲穂
ずっと稲穂の頭の中には微笑む匡斗の姿があった
稲穂