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絶望と神眼のエストア

絶望と神眼のエストア

「絶望と神眼のエストア」のメインビジュアル

5

第4話 目ざめた時には知らない天井 そして旅立ちの時…

♥

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2024年04月05日

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前回のあらすじ

いよいよ王国と東京都市との戦争

エストア達が仕掛けた地雷で東京都市の優勢になったと思われたが

謎の重騎士(特殊個体)が現れ 大佐や白銀が重症を負う

そしてエストアの怒りが限界をむかえた…

…ん…ここは?

大佐(明)

病室か…?

目が覚めると病院の病室にいた

??「こらこら…まだ動いちゃダメだよ」

大佐(明)

帰ってきてたのか…

こいつはリサ・ブエル 血の魔女で攻撃と回復をどちらも可能な 強力な魔女だ

大佐(明)

お前が治療してくれたのか

リサ

えぇ…そうよ

リサ

それにしてもよくあの傷で
死ななかったわね

大佐(明)

とっさに受け身をとったからな

大佐(明)

お前が帰ってきたのは意外
だったな
10年後に戻るって言ってたが
まだ2年しかたってないぞ

リサ

それだけ離れてても凄い
エネルギーを感じたから
急いで戻ってきたのよ

大佐(明)

凄いエネルギー…?

大佐(明)

大佐(明)

ところで皆とエストアは
無事か?

リサ

ええ
無事よ

大佐(明)

そうか…

大佐(明)

リサ…
何があったか
教えてくれないか?

リサ

いいわよ
実際見たわけじゃないけど
何が起きたかは教えてあげる

それからの出来事を聞いた

弱い個体の重騎士は全員討伐完了

幸い全員軽症の傷で死者もいなかった

そして

相棒(明)

よう…

俺は着替えて病院の屋上に出た

エストア

おいおいもう動いて
大丈夫なのか?

相棒(明)

ああ…問題ない

エストア

それは良かった…

相棒(明)

…なぁ

エストア

ん?

相棒(明)

お前大丈夫なのか?

エストア

何が?

相棒(明)

体の異常とか精神とか…

エストア

もしかしてリサさんから
聞いたのかな

相棒(明)

ああ…

エストア

問題ないよ

相棒(明)

お前に一体何があったんだ…

エストア

わかったから……

エストア

詳しく話すよ

エストア

あの時のことを…

二日前

エストア

あれは二日前だった

相棒(明)

二日前?
俺は二日も寝てたのか…

エストア

ああ…

エストア

俺が気づいた頃には
朝になっていた

エストア

皆が言うには丸一日
…戦っていたらしい

相棒(明)

丸一日…

エストア

そして俺は意識のない
獣のように戦っていた

エストア

そして意識が戻った頃には

エストア

周りも自分も血まみれ
だったよ

エストア

周りには特殊個体だったと
思われる肉片が散らばって
いた

相棒(明)

だがやつは再生するはず

エストア

あとから調べたんだけど
やつの肉片にエーテル…
生命力が失っていた…。

相棒(明)

つまりやつの再生能力が
無くなるまで
殺し続けたってことか?

エストア

たしかに理論上はそうだけど

エストア

そんな生半可なものじゃ
なかったらしい

相棒(明)


どんなことをしたんだ?

エストア

捕食してたらしい

相棒(明)

!?

エストア

いったろ獣みたいだって

エストア

化け物のように
敵の内臓も筋肉も食っていたらしい

エストア

再生してもずっと食い続けた

エストア

そして敵の能力を無効化した
いや奪ったが正しいかも…

相棒(明)

つまりお前はやつのように再生できるのか

エストア

まだ慣れてないからすぐ再生はできないよ

エストア

でも体は戦闘をするために
変化してるし
再生能力はだんだん高くなっている

エストア

切り傷程度なら一瞬で治る
ぐらい

相棒(明)

お前はそれで大丈夫なのか…

エストア

大丈夫って言ったら嘘になる
俺でも怖いんだ
自分が自分でなくなっていく
感覚…
まるで人間をやめていく
ように…💦

相棒(明)


俺はお前を守れなかった

エストア

守ってくれたじゃないか…?

相棒(明)

いや…
お前がこんなことになった
のも俺が原因でもある
だから…

相棒(明)

お前の旅に同行することに
した

エストア

!いいのか…?

エストア

終わりのみえない旅だぞ…

相棒(明)

それでも構わない
お前と一瞬に行きたいんだ

相棒(明)

俺をつれて行ってくれないか

俺は涙声で…

エストア

こちらこそよろしく!相棒!

次の日の朝

相棒(明)

いよいよ出発だな…

エストア

さてと長い旅が始まるのか

エストア

歩き続けて足がパンパンになるかもな…ニヤニヤ

相棒(明)

その心配はないぞ!

エストア

かっこいい!!

相棒(明)

そうだろ〜!!

小春

男の子って何が
面白いんでしょうね?

エストア

何だと〜!
かっこいいは
男のロマンだろ!

リサ

フフ…可愛いわね

冬月

そろそろ時間ですよ

エストア

もうそんな時間か

リサ

前にも行ったけど北に
進むのよ

俺は明が眠っていた頃 リサにアリシアの件を相談していた

リサ

私の魔術でも治すのは
無理ね…

エストア

やっぱりそうか…
どうしたら…

リサ

なら北に向かってみたら?

エストア

北?

リサ

えぇ…
北にエルフの森があって
そこにはどんな傷も癒やす
神秘の聖水があるらしいわよ

エストア

なんでそんなこと
知ってるの?

リサ

知ってるわけじゃないわ
ただこの世界の伝説みたいな
ものよ

エストア

伝説か…

リサ

でも20前の戦いで傷ついた
日本人達の一部がその伝説を
頼りに北向かって行ったわ

リサ

誰も帰ってこなかったけどね

エストア

少しでも希望があるなら
俺はそれに賭ける!

エストア

ありがとう!
リサさん!

リサ

いいのよ
準備をしっかりして
気を付けて行きなさい

エストア

わかった!

そんな感じで俺は北にあると言われる エルフの森に向けて出発することにした

夏美

お気をつけて

エストア

夏美もありがとう…
お大事にな…

夏美

大丈夫です
少しずつですが
回復してるので

白銀はあと時の戦いで 使ってはいけない力を使ってしまったらしい

そのせいで今はまともに立つことができなくなってしまったらしく車椅子で過ごしている

きっと彼女にもいろいろな事情が あるのだろう

小春

大佐…お気をつけて…シクシク

相棒(明)

おいおい泣くな泣くな
帰ったらお前の好きな物
奢ってやるから

小春

わ~い
たくさんグループ
奢っても〜らお

✊バコン!

相棒(明)

小春

いた〜い…

そんな感じでワイワイ皆で別れを 言ってるなか…

リサ

ほらあなたはどうするの?
フレイ?

フレイ

わ…私は…

フレイは震えていた

フレイ

(行きたいでも…)

フレイ

(怖い)

するとエストアはこちらに気がついた

エストア

どうしたんだ…?

フレイ

こ…こないで!

フレイ

はやく行きなさいよ!

エストア

フレイ俺は君を裏切らない…

フレイ

ッ……!

エストアはわかっていた

なぜフレイが街を彷徨っていたのか

なぜこの街にとどまらないのか

それは

恐れられるのが怖かったのだろう

自分は大きな力ももっていて それを知った人間は怪物のような目をむける

当然彼女はまだ子供だ

そんな子供が化け物のような扱いをされれば 人間不信になるのも無理はない…

この街の人たちは魔女の対して優しい

もし自分の力を見せれば怖がるかもしれない

そんな被害妄想をしてしまった

だから彼女は彷徨っていたのだろう…

自分が傷つかないように

フレイ

やめてもう誰も信じられない

フレイ

私のお母さんだって…
裏切られて殺された…。

フレイ

私は…

エストア

なら今までの笑顔も嘘だったのか…

フレイ

そ…それは

きっと彼女はあの時の戦いで 俺の姿を見てしまったのだろう…

こうなったのも俺の責任だ…

エストア

俺は絶対フレイを恐れない

エストア

ずっと仲間だ

エストア

それにフレイが可愛いだろ
全然怖くないよ

エストア

それを言ったら
俺のほうが恐ろしいだろ!

相棒(明)

まぁたしかにな

フレイ

…私は

リサ

ここの皆は誰もあなたを
恐れないし大切だと思ってる

リサ

自分の悔いの残らない選択を
しなさい

フレイ

いきたい

フレイ

私はこの世界を…
魔女の差別をなくす世界に
したい

フレイ

エストアとなら

フレイ

何かがかわる気がするの!

フレイ

だから…

フレイ

だから…私は

フレイ

しんじぃる!(涙声

フレイ

ごめんなさい…私は…

エストア

いいんだ…
べつもう

エストア

俺もフレイと行きたい…

エストア

それにもし俺を止められる
のはフレイだけだ

エストア

俺はフレイを信じる

フレイ

ごめ…ごめんなさい…
私もっと強くなるから
あなたを守れるぐらい

フレイ

私はあなたを恐れてしまった
自分は恐れてほしくないのに
自分は…傲慢で…
あなたを…傷つけてしまった…
本当にごめんなさい…

エストア

もういいんだ…
一緒に行こう…フレイ

フレイ

うん!

こうして俺達は旅立ちの時がきた

フレイ

いよいよね

相棒(明)

ああ…

エストア

ありがとう皆
ありがとう東京都市…

門番

最終防衛ロック解除
第一ゲートオープン…

門番

開門!!!

ゴゴゴゴ

重たい扉が開き光が差し込む

エストア

さぁ行こうか

エストア

行くぞ北へ

エストア、フレイ、明 「目指すはエルフの森へ!!!」

こうしてエストア達は旅立った

そして

???

あ~ぁ壊れちゃった

???

でも面白いものが
みれたしいっか

黒騎士

どうした

???

あら私の研究室にくるなんて珍しい

黒騎士

貴様が呼んだんだろう…

???

あら?
そうだったかしら…?

黒騎士

で…なんだ
できれば
とっとと終わらせたいが…

???

いや
あのね試験的に作った重騎士
いたでしょ

黒騎士

試験的?
ああ…あの気色悪い量産機か

???

相変わらず
失礼しちゃうわね…

黒騎士

で…それがどうした?

???

この前日本…東京都市の兵力として一体加えたのが

???

やられたのよ

黒騎士

なに?
雑魚とはいえ俺の血を一滴
混ぜてるんだぞ…?

黒騎士

何者だ

???

ちょうど映像が残っているわ

黒騎士

!?こいつは…

???

あんた…しくったでしょ

黒騎士

こいつは殺したはず…

???

あんたの駄目なところは
その爪の甘さね
自分の力に自信があるのは
いいけどまさか死亡を
確認しないなんてねぇ

黒騎士

チッ…

???

どうするの…
どうやら彼らは
北に向かってるけど…

???

このままだとヤツに
会ってしまう可能性があるわ

???

そうなると私達の計画に
支障をきたす恐れがある…

???

せ.き.に.ん
とってね!

黒騎士

仕方ない

黒騎士

今度は確実に…

黒騎士

殺す

こうしてエストアに危機が迫っていた

ある森の中

???

本当にこのままで大丈夫なのですか?

メイドの女性が質問した

???

ああ…

???

たしかにこの先はあの子達に
たくさんの苦難があるだろう

???

でも大丈夫!
あの子達なら乗り越えられる

???

その根拠は?

???

それは…

???

私の神眼が言っている

???

未来は進み始めてると…

次回 第5話極天山と業火の剣

フレイ

これが私の全力だぁぁぁ!!

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