テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

赤受け短編集

一覧ページ

「赤受け短編集」のメインビジュアル

赤受け短編集

7 - 性格 【桃赤】

♥

129

2022年08月11日

シェアするシェアする
報告する

❤side

俺は何かを決めるのが苦手だ

いつもひとりじゃ決められない

そんな俺の性格のせいでからかわれることも多かった

ひとりじゃ何もできない上に

影が薄い

💙

あれ~?居たんだ笑

そう言われることもしょっちゅう

でもそんな俺にも親友と呼べるやつがいる

💗

なんだあいつしつこいなあ

ま、まあまあまあ

そう、この💗くん

幼なじみでいつも俺の事を守ってくれるんだ

そして俺の初恋相手

誰にも言ってないけどね?

先生

はい、じゃあ今日は文化祭の飾り付けを作るぞ~

先生

各自好きな色紙を教卓から持っていくように

先生

じゃあ並んで

みんなすぐに並び出す

なんでこんなことを決められないのかすら分からない

どの色でも良いのに一向に決められない

💙

まだー?早くしてくんない?w

あ、ごめ、、、

気がつけばもう自分の番になってしまった

1番後ろが良いけど席的に真ん中らへんになってしまった

どうしよう、早くしないと

焦れば焦るほど頭がぐちゃぐちゃになって体も動かなくなってしまう

💗

ほい、

え、?

💗

❤は赤が良いと思うよ

ありがとう...!!

俺がまた決められないのを見て助けに来てくれたの?

決められない自分が情けないと思いながらも

💗くんが助けに来てくれて嬉しかった

💙

っ...

放課後になり帰る準備をしていると声をかけられた

💙

ねー、❤くん?

は、はい...?

💙

僕文化祭実行委員で飾りのデザイン考えるんだけど用事できちゃって今日代わりに残ってやってくれない?w

あ、、、えと

💙

じゃあ今日中提出しといてねーw

あっ、ちょ

俺は飾り付けのデザインを考えることになってしまった

正確には押し付けられた、だろうか

飾り付けの配置が沢山あって

全部迷って決められなさそうだ

気がつけば部活がある子たちも帰る時間となりどんどん校舎に戻ってくる時間になっていた

案の定全然決められなかった

自分の優柔不断さに涙が出てきた

泣けば解決出来る訳でもないのに

ひとり机に突っ伏して泣いていた

その時聞き覚えのある声が聞こえた

💗

❤...?

💗

まだ帰ってなかったんだ...ってどうした!?

っ...ううっ

泣きじゃくる俺を💗くんは落ち着くまで寄り添ってくれて

話を聞いてくれた

💗

そかそか、話してくれてありがとう

💗

まったく💙ってやつは...

💗

今日中ならやるしかないか、俺も手伝うからやろう

え、いいの?

💗

良いに決まってるだろ

そして💗くんは手伝ってくれることになった

💗

これこうの方がいいかな~

💗

あ、これもいいと思わない?

💗くんは沢山案を出してくれたけど俺は優柔不断すぎて何も反応出来なかった

...俺、どうしたら変われるかな

💗

え?

自分の優柔不断な性格大嫌い

また涙が出てきてしまった

ごめっ、、、

沢山迷惑かけちゃって

💗

別に迷惑じゃないよ

もう将来が心配になってくるよ、笑

これからどれだけの人に迷惑かけちゃうんだと思うとタヒにたi____

💗

ぎゅっ

えっ、!?

急に俺から先の言葉を出さないようにだろうか

ぎゅっと強く抱きしめられた

💗

大丈夫、大丈夫だよ

💗

変わらなくていい

でもっ...!!

💗

...じゃあ迷惑かけるの俺だけにしなって言ったらどうする?

え、?

💗

俺❤のことが好き

え!?///

💗

付き合ってください

ッ____!!!!///

はいっ!!///

💗

本当!?嬉しい泣

💗

これからも俺を頼ってね

うん...!!ありがとう

💗

あと必ず将来❤のことお嫁さんにするからこれからも俺だけに頼ればいいんだよ

気早すぎ笑

まさか

まさか両思いで付き合えるだなんて思っていなかった

嬉しい

💗

あ、そういえば告白の返事も何通りかあったのに早く決めて答えられたじゃん!!

そういえば俺...!!

💗

な!成長したな!

💗

でもゆっくりでいいんだよ

💗

俺頼られるの好きだし

💗

❤のペースで、ね?

うん!!

ありがとう

俺の王子様

君のおかげでもう怖くないかも____

❦ℯꫛᎴ❧

この作品はいかがでしたか?

129

コメント

2

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚