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ねね
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のあ
後ろから聞こえてくる声に、思わず口元が緩む。
うり
のあ
そう言いながら隣に並ぶのあは、 いつも通り楽しそうに笑っていた。
家が近くて、幼馴染で。
気づけばずっと一緒にいた。
朝も迎えに行って、 帰り道も一緒で、 休みの日まで会って。
「お前らほんと仲良いよな〜」 クラスメイトによくそう言われていた。
そのたびに、のあは少し照れながら笑って。
俺は「まぁ幼馴染だし」って適当に返す。
……ほんとは。
幼馴染だけじゃ、もう足りなかったけど。
うり
中学2年の冬。
帰り道でそう言ったのは、 珍しく俺の方だった。
のあ
隣でのあが目を丸くする。
うり
今思えば、あの時の俺めちゃくちゃ緊張してたと思う。
けど、のあは数秒固まったあと。
のあ
って、泣きそうなくらい嬉しそうに笑った。
その瞬間、 世界で一番幸せだと思った。
付き合ってからも、 俺らはあんまり変わらなかった。
一緒に帰って、 くだらないことで笑って、 たまに喧嘩して。
でも。
手を繋ぐだけで、 名前を呼ばれるだけで、 前よりずっと特別に感じた。
のあ
うり
のあ
そんなことを、 恥ずかしげもなく言ってくるのあに。
毎回心臓がおかしくなっていた。
だから。
のあ
そう聞いた時。
一瞬、意味がわからなかった。
放課後の教室。
夕陽が差し込む中、 のあは困ったように笑っていた。
のあ
うり
のあ
短すぎる。
そう思った。
もっと一緒にいたかった。
もっと。
もっと。
うり
でも結局、 俺の口から出たのはそれだけだった。
泣きそうな顔されたら、 引き止めたくなるから。
だから笑った。
うり
できるだけ普通に。
いつも通りに。
そう言った。
のあが引っ越す前日。
いつもの帰り道を、2人でゆっくり歩いた。
のあ
うり
見慣れた景色なのに、 明日から隣にのあがいないと思うだけで 苦しかった。
のあ
うり
のあ
その声が少し震えてて。
俺は思わず、のあの手を掴んだ。
うり
ぎゅっと握る。
うり
のあ
そう言って笑ったのあの目には、 涙が浮かんでいた。
……たぶん、 俺も同じ顔してた。
それから数年。
連絡は減って、 会うこともなくなった。
それでも。
コンビニで好きそうなお菓子見つけたり、 街で似た後ろ姿見たりするたび。
思い出すのは、のあだった。
……忘れられるわけなかった。
うり
駅のホームで、 思わず足が止まる。
桃色の髪。
柔らかい雰囲気。
見間違えるはずない。
うり
名前を呼ぶと、 その人がゆっくり振り返った。
のあ
久しぶりに聞く声。
懐かしくて、 一気に中学の頃まで引き戻される。
のあ
のあは少し大人っぽくなっていた。
でも。
笑った顔だけは、 あの頃と何も変わってなかった。
うり
のあ
うり
そう言うと、 のあは少し照れたように笑った。
あの顔を見た瞬間。
「あぁ、やっぱり好きだ」 って、数年前に置いてきたはずの気持ちが 簡単に戻ってきてしまった。
Fin
りぃのあ🦋❄💧さん、 リクエストありがとうございました!! そして遅くなってごめんなさい🙇🏻♀️
うりのあもやっぱいいですね♪ リクエストのセンス良きすぎでした✌🏻️