優
信じて貰えないかもしれないけど
優
私は親に愛されてたと思うんだ
優
3年前だしよく覚えてないけど
優
優しく笑いかけてくれたママの顔を忘れられないの
優
またあの顔をみたいな
優
まま!えほん!えほん!
優の母
またその本〜?
優の母
その本何回読んだか忘れちゃったよ?
優
いいの!ゆうがすきなほんだもん!
優の母
じゃあ初めっからね
優
何回も何回も絵本を読んでもらって本の内容を覚えるくらい聞いた
優
だから優しいトーンで本を読んでくれるママを見つけてお礼を言いたいの
優
いつその日が来るかな?
優
先生、ここなんて読むんだっけ
先生
これは「ゆかり」よ
先生
何回忘れるのよ
先生
さすがに覚えなさい
優
ごめんなさい
優
(ママなら優しく教えてくれるかな)
先生
早く問題を解きなさい
優
はい
いつも頑張っているのに怒られる
そんなところにいたくなくなって 私は施設をこっそり抜け出した
優
寒い
優
もう秋なのか…
優
早く家にはいろう
優
入れた
優
窓開けてる方が悪い…
優
ママ、ママはどこ?
優
暗いし埃っぽい…
優
あ、
優
パソコン?ママこんなの持ってたんだ
優
まだ生きてるのかな…
優
開けてみよ…
優
んぇっ?
優
あっ…
続く






