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ミラーナ
新しい賢者…
ミラーナ
今回の子は期待できそうだ…
ミラーナ
あの子ならこの世界のことを理解してくれるかもしれない…
その時、左が急激に熱くなった
ミラーナ
ぐっ……
大いなる厄災の戦いの傷が 現れてしまった
左目を押さえてみると血が 流れ出ていた
ミラーナ
…っ…
ミラーナ
こんなの…
ミラーナ
あの2人には見せられん
ミラーナ
そろそろあの2人を呼びに行かないと…
ミラーナ
いや、必要なかったか
ミスラ
あ、ミラーナ
ミスラ
おはようございます
ミラーナ
おはようミスラ
ミラーナ
オーエンはなんで担がれているんだい？
ミスラ
足腰に力が入らないようなのでこうするしかなかったんです
オーエン
それはお前が乱暴に腰を振ったからだろ
ミスラ
俺が腰振るの止めたらあなたから腰振ってましたよね？
オーエン
はあ？
オーエン
そんなことしてないし
オーエン
しかも運び方が雑…
オーエン
もう少し気を遣ったような運び方出来ないわけ？
ミスラ
なら俺はあなたをお姫様抱っこやらをすればよかったんですか？
ミスラ
ミラーナの前で
オーエン
なんでお姫様抱っこって言葉が出てくるんだよ
オーエン
姫なんて運ぶ予定ないだろ
ミスラ
いるじゃありませんか
オーエン
誰？
ミスラ
オーエンですけど
オーエン
殺す
オーエン
お前今すぐケロベロスの餌にしてやる
ミラーナ
トンッ
ミスラ
！
ミラーナ
トンッ
オーエン
！
2人の肩に片手ずつおき、微笑みながら2人に言う
ミラーナ
ここで殺し合いでもしたら…わかってるよね？ﾆｺｯ
オーエン
ｺｸｺｸｺｸ
ミスラ
ｺｸｺｸｺｸ
2人は声に出せず顔を縦に振ることしかできなかった。ミラーナの目が据わっていたからだ。
ミラーナ
さっ、朝ごはん食べよう
ミラーナ
冷めてしまう
ミスラ
そういえば…
ミラーナ
うん？
ミスラ
なんであの日はこちらに来ていたんですか？
ミスラ
いつもならこの城から出ないのに
オーエン
あ、それ僕も思ってた
ミラーナ
あの日は中央の国へ茶葉を買いに来たんだ
ミスラ
あぁ、あなたリゼの紅茶好きでしたもんね
オーエン
でもいつも茶葉はたくさん買ってるじゃん、なくなることなんてあるの？
ミラーナ
ずっと吹雪だったからな
ミラーナ
なんか魔法使おうとも思わなくてな
ミラーナ
晴れた日に久々に箒に乗って中央の国まで行ったんだよ
オーエン
ふ〜ん
ミラーナ
そしたらグランヴァル城が凄いことになっててびっくりしたよ
ミラーナ
さっさと中心を叩こうと思ったらなんか賢者がいるからな
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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