しぃあ
しぃあ
しぃあ
Let it go!
暇木夏生
ズキズキ、と痛む頭を抱え、俺はベッドで横になっていた
小学校5年生より前、
小4以下のことが全く、と言っていいほど思い出せない
元々、何故かその記憶はない
暇木夏生
暇木夏生
このままでは埒があかない、と俺は外出することにした
暇木夏生
行くあてもなく、ふらふらと歩く
暇木夏生
暇木夏生
櫻高蘭
紫川いるま
正陽みこと
前を見ると、 らん、いるま、みこと の3人が図書館へと向かっていた
暇木夏生
調べ学習も出ていない
暇木夏生
俺は距離を取りつつ、3人を追いかけることにした
記憶も頭痛も、存在はいつの間にか頭の隅へ追いやられていた
暇木夏生
本棚の影に隠れて、3人を見守る......
暇木夏生
見守っ......
見まっ.........
見守ってはいねぇな.........()
断片的に聞こえる単語を耳が拾う
紫川いるま
櫻高蘭
正陽みこと
暇木夏生
なんか調べてんのか......?
暇木夏生
サッと本棚を見る一般人のフリをする
紫川いるま
暇木夏生
あ、やべ、.........反応しちまった...............
正陽みこと
櫻高蘭
紫川いるま
暇木夏生
治安悪い組
櫻高蘭
正陽みこと
正陽みこと
櫻高蘭
暇木夏生
紫川いるま
暇木夏生
手に取っていた本を置いて、いるまを追っかける
くそっ......あの本題名面白かったのに............
3人と一緒に図書館の屋上?の自然スペースみたいなところまでやってくる
暇木夏生
ごまかしも何も効かない
ドがつくほど直球な聞き方
紫川いるま
紫川いるま
紫川いるま
は?......俺を救う、ため、、??? 勝手に、、?
怒りとかそういうの通り越して呆れに似た疑問しか浮かんでこなかった
暇木夏生
櫻高蘭
暇木夏生
3人が何を言ってるのか理解ができない
頭がそれを拒んでいた
正陽みこと
正陽みこと
正陽みこと
紫川いるま
櫻高蘭
正陽みこと
暇木夏生
紫川いるま
櫻高蘭
おう(?) 理解できないこともないけどー......
暇木夏生
紫川いるま
櫻高蘭
紫川いるま
暇木夏生
櫻高蘭
櫻高蘭
暇木夏生
ない
ことはない
俺も感じていたことじゃないか
暇木夏生
正陽みこと
暇木夏生
櫻高蘭
櫻高蘭
櫻高蘭
暇木夏生
誰だよ、それ
聞いたこともねぇし
暇木夏生
暇木夏生
櫻高蘭
紫川いるま
紫川いるま
正陽みこと
暇木夏生
まさか、、.........
いや、そんなわけッ.........
暇木夏生
暇木夏生
大した情報じゃねぇけど、
ようやく訪れた二度目のチャンス
ようやく“___”について、わかるかも
しぃあ
しぃあ
しぃあ
しぃあ
しぃあ
しぃあ
しぃあ
しぃあ
しぃあ
しぃあ
コメント
1件
わぁぁ…なんだぁ?__って!?めちゃめちゃ面白いです。続きも楽しみにしてる!