翔貴
はぁ?
翔貴
バイトがバレたって?
希絃
うん…
翔貴
何してんの…だからバイト先はちゃんと考えなって言ったでしょ
希絃
でも実際これまでバレてなかったし…それに
希絃
悪い人じゃなさそうだから!
翔貴
……はぁ
翔貴
兄さんって、時々気抜けてるよな
翔貴
ドジっ子っていうか
希絃
……別にいいじゃん
希絃
僕からしたら翔貴が弟みたいなものだし!僕より子供だもんね〜
翔貴
……それはない
希絃
……酷っ!
別にあそこまで怒る必要ないのにな…
希絃
……。
ヒソヒソ
希絃
…はぁ
また誰か僕の悪口言ってる…
希絃
別にいいけど……。
気休めに屋上でも行こうかな…
カッ
希絃
……なんでみんな悪口なんて言うのかな
希絃
言われる身にもなって欲しいものだよ…
瀬那
独り言多いね
希絃
ひっ!
希絃
びっくりした…
希絃
屋上に誰かいると思わなくて…。
瀬那
屋上前の階段は俺の場所
希絃
…ふふっ笑なにそれ
希絃
…バイトの事、ばらさないでいてくれてありがとう
瀬那
……別に
瀬那
そんなこと言う友達がいないだけ
希絃
…やっぱり優しいね
希絃
有明くん
瀬那
…はぁ?何言ってんの……。
瀬那
…一つだけ
希絃
?
瀬那
連絡先交換のしかた教えて
希絃
……ん?
バイト先がバレた相手 有明 瀬那くんは 機械音痴でした……。







