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途中までものすごく真剣に読んでたのに!まさかのオチ!!! 予想外すぎて笑ってしまいました(*´∀`) ありがとうございます!
感動しました!
赤く、力強く、夕暮れが輝いていた
焼けるよう、と最初に表現したヤツを褒めたいくらいに的確な空模様
この誰もいない時間帯
空をボケーっと眺める僕を訝しく思う人も
僕という彼氏がいながら他の奴とキスする女もいないだろう。
あの子はよくデートのときとキョロキョロしてて
元々僕のことはきょうみなかったのかも
まぁ、それでも
それでも
僕はあの子の事が好きで
好きで
でももしかしたら、本当は
あの子は僕には身に余る存在だったのかもしれない
まぁ、と言っても僕は
だからと言って諦められるほど分別もよくないけど。
ちょうどそこの角が浮気相手の家だ。
アイツとはよく一緒に帰ったな
僕達と一緒に、ね
あ
ん、ちょっと待って
アイツ、あの子の写真壁中に貼ってるじゃん
僕とデートしてたときの写真もある
あの子は…それに気づいてたのかな
…
こうやって人の家の窓を覗くのは良くないけど
僕がこうやって悪さするのも最後だから許して欲しいな
今向かっている踏切は
彼女の家に向かう道のりなんだ
よく、あそこで電車が通り過ぎるまでバイバイを言い合った
そうやって決めなきゃずっとバイバイしちゃうくらい
僕はあの時間が好きだった
最後までにこやかなあの子が好きだった
僕のために、笑ってくれるあの子が好きだった
この踏切を渡ればあの子の家に行ける
やかましく思えるくらいうるさく鳴り響く警報音
お別れの合図
それはあの子との
でも今回は今迄との
ありがとう
あの子と居られないのは悲しいけど
あの子が幸せになれることを祈るよ
踏切に1歩足を踏み出した
…
え…
っ…!
主人公
ヒロイン
ヒロイン
ヒロイン
主人公
ヒロイン
主人公
ヒロイン
主人公
主人公
主人公
主人公
ヒロイン
ヒロイン
電車が来た。
電車が過ぎ去る音がする
頭が痛い
クラクラする
でもなんてことないレベルだ
何が起きた?
死ぬ前とはこんなにも呆気ないものなのか?
ライバル
アイツが…助けてくれたのか…
主人公
ライバル
主人公
ライバル
ライバル
主人公
ヒロイン
ライバル
主人公
ライバル
主人公
主人公
ライバル
ヒロイン
ヒロイン
主人公
ライバル
主人公
主人公
ヒロイン
主人公
主人公
主人公
ライバル
fin