監督生
コンコンコン…、と控えめに3回ノックし扉を開けた。
開いてる。
監督生
そっと物音を立てないように暗闇を徘徊する。
確かここにベットが…。
監督生
居るであろう彼に手を伸ばした。が、空を切る。
監督生
監督生
肩に置かれた手に過剰反応を示す。
レオナ
監督生
監督生
レオナ
監督生
監督生
レオナ
監督生
監督生
監督生
がしりと腕をつかまれる。
レオナ
監督生
レオナ
今は、できるだけ一緒に居たくない…。
監督生
レオナ
心底どうでも良さそうに言い放ち、布団へと潜り込んだ。
レオナ
指定されたのは、レオナの横に空いたベッドの空間だった。
あ、これだめだ。
監督生
多分、持ってかれる。
その場に立ち尽くし、心の中で葛藤しているとガシガシと彼が頭を掻いた。
ぁ、怒らせた、かな…。
冷や汗が溢れ出す。
レオナ
レオナ
ベットから身を乗り出したレオナが腕を伸ばし、強引に布団の中へと引きずり込む。
監督生
レオナ
監督生
レオナ
冷え切った足をレオナが絡めとった。
しばらく抱き枕と化していると、次第に自身にも急な睡魔が襲う。眠気に負けじと両目をかっぴろげていると、
レオナ
監督生
レオナ
レオナ
言葉の荒さとは裏腹に、宥めるように頭を撫でてくれる手は異様に優しく感じた。
監督生
レオナ
レオナ
監督生
レオナ
彼の胸に顔を埋め、喉の奥で嗚咽を噛み殺した。
隣から規則正しい寝息が聞こえ始めた。
レオナ
レオナ
涙で腫れた目元を優しくさする。
『また気まぐれですか』
レオナ
気まぐれでも何でもねぇよ。 さっさと気づけ。
はぁ、と深くため息を吐き、目を閉じた。
コメント
1件
とてもいいですね!リリア先輩が推しなのでとても嬉しかったです!