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梨月
はぁ、終わった！
梨月
疲れたぁ、
涼香
お疲れ様！
梨月
おう！
梨月
やっぱ部活きついわぁ
涼香
だって、うちの学校はバスケが強いんだもん笑
涼香
だから、もっと強くなって、上に上に行かなくちゃ！
梨月
そーだな笑
梨月
涼香は、テニスだろ？
涼香
うん！
涼香
なんの、成績も残せてないね笑
梨月
そんなことないと思うよ？笑
梨月
強いじゃん！
涼香
他にも強い学校があるんだよ。
梨月
そっか、
梨月
でも、頑張ってね！
涼香
うん！笑ありがとう笑
涼香
ゆっちゃん、聞いてよ。
柚葉
どーしたの？
ゆっちゃん事、栗田柚葉は私の大好きなお友達。
涼香
あのね、今日3年の桜田梨月くんに、LINE追加されて、
柚葉
え！まじ！あの梨月先輩！
涼香
えっ、うん
柚葉
まじ！いいなぁ！
涼香
なんで？
柚葉
知らないの？りっちゃん！
柚葉は、私のことをりっちゃんと呼んでいる。
涼香
何を？
柚葉
男に興味本当に持たないんだね笑
涼香
うん、まぁ、
柚葉
3年バスケ部桜田梨月はこの学校でも、モテモテイケメン男子なんだよ！
柚葉
運動出来て、頭も良くて、いい人なんだよ！めっちゃ優しいし！
涼香
へぇ、そんなに凄い人なんだ、
涼香
知らなかったな
柚葉
ほんとに興味持たないんだね。
柚葉
どんな会話してんの？
涼香
えっ、今日は部活のことかな、
柚葉
なんて呼びあってんの！？
涼香
涼香って
涼香
私は梨月くんって
柚葉
えっ！何それ！羨ましいんだけど！
涼香
まぁ、お兄ちゃん同士仲良いらしいし、
柚葉
へぇ！そんな感じかぁ笑
涼香
えっ！？なになに？
柚葉
べーつにー笑
涼香
怖いから！
柚葉
笑笑笑
梨月
涼香ー！
涼香
ん？
梨月
あのさ、今日面白いことあったんだ！
涼香
どんなの？
梨月
あのね、翔真って知ってるよね！
梨月
3年の！
涼香
知ってる！翔ちゃん！
梨月
えっ、まぁそうだね、
梨月
まぁ翔真がさ、俺が決めるって言って、スリーポイント外したんだ笑
涼香
だって、翔ちゃん小さい頃から鈍臭いもん笑
梨月
へぇーそーなんだ
涼香
そーなの！笑
涼香
そう言えば、友達が言ってたんだけど、梨月くんってモテるんだよね？
梨月
わかんない
涼香
そっか
梨月
うん
涼香
梨月くんどうしたの？
梨月
なにが
涼香
なんか、冷たいと言うかなんと言うか
梨月
何もないよ
涼香
嘘だ！
涼香
翔ちゃんとでも喧嘩した？
梨月
違う
涼香
じゃなに？
梨月
涼香が、翔真のこと翔ちゃんなんて呼ぶから
涼香
へ？
梨月
俺、涼香のこと好き。
梨月
小さい頃から、お兄ちゃんの試合見に来てきた時、バスケ部の副顧問の女の先生にバスケを教えて貰って、一生懸命練習してた所が好きになった。
梨月
でも、名前なんて聞けるわけないし、無理かなって
梨月
そしたら涼香の兄貴が卒業したって兄貴に聞いて、もう会えないやって思った
梨月
けど、今年涼香会った。そしたら、もっと可愛くなってるし、もっと一生懸命になっていて真面目だなって思った。
梨月
そこに俺はまた心を揺れ動かされたんだ。
梨月
もっと仲良くなってからが良かったのに、
梨月
涼香がヤキモチ焼くこというから
涼香
えっ
涼香
なんで？
涼香
ってか、私のせい？
涼香
え？
梨月
だから俺と付き合ってください！
涼香
考えさせて。
梨月
わかった。
この日から連絡が来なくなった。
１ヶ月後テスト一週間前になって連絡が来た。
梨月
涼香、テスト行けそ？
涼香
うーん、多分。
梨月
分からないことがあれば聞いてね！
涼香
うん！ありがとう！
梨月
おう！
そして、テストが終わり、私はずっと梨月くんのことを考えていた。
学校で梨月くんとばったりあったりした時にこんな人なんだとかよく考えた そして、考えが着いた。
涼香
梨月くん、
梨月
はい？
涼香
あのね、返事の事なんだけどさ
梨月
あー、俺今彼女いるから安心してね
涼香
え？
涼香
そーなんだ、
梨月
うん！
涼香
そっか、
涼香
おめでとう！
涼香
大切にしてあげてね。
梨月
うん！
梨月
でも、一応返事聞いとこっかな。
涼香
私も、好きだよ。
梨月
え？
涼香
でも、彼女いるならいいや
涼香
聞いてくれてありがとね。
涼香
りっくん、
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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