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もふ side 毎日 同じ時間に起きて 、 同じ電車に乗って 、 同じ時間に帰ってきて 、 同じ時間に寝る 。 何時からか 、この生活が つまらなくなった 。 学校でも 、友達に会っても 、 綺麗な景色を見ても 、つまらない 。 やり込んでたゲームだって 面白くなくなった 。
mf
学校帰りの 電車の中で 寝落ちしていた 。 車内の アナウンスを聞く 。 虹桃駅 に 到着致しました ___ お出口は 左側 です ____ 虹桃駅 ... 最悪 、いつもの駅の 8駅も先 。 どうしよ 、とりあえず 降りるか 。 降りた駅の先には 海が広がっていた 。 夕日に照らされ 輝く海辺 。 落ち着いて 、大きく息を吸った 。
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暗くなり始める 夕焼けと海を背に 、 次の電車を待った 。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 次の 日曜日の早朝 。 いちばん早い 3時の電車に乗って 、 「 虹桃駅 」 に向かった 。 駅を出ると 、やっぱり 綺麗な海 。 夕焼けとは少し違う 、薄暗くて 少し寒い空気感が 心地よくて 、気持ちが良かった 。 海に 少し近づくと 、1人 男の人が 見えた 。 波打ち際 ぎりぎりに立って 、 海を 眺めていた 。 寒くないのかな 、と 心配しつつ 、 その人を観察した 。 ひらひら 白い髪が 風に揺らされる 。 じっと眺めていると 、振り向いて 目 が合った 。 こっちに歩いてくる 。 やば 、不審者だと 思われたかな 。
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オッドアイの目 。狐の耳 。なんとも 珍しい見た目 。 優しそうな顔立ちが にこっと笑って 挨拶した 。
mf
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向かい合う形から 、どぬくさんは 隣に並んで 、海を 眺めた 。
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コミュ力高 。人見知り出そう なんだけど 。
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