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et
ここどこ
知らない場所
知らない部屋
なんで私はここにいるの
なんでベッドに寝てるの
わからない
ガチャ__
yan
et
知らない男
知らない人
yan
et
yan
et
倒れた?
私が?
どこで?
et
yan
et
私がいた場所じゃない
yan
et
et
yan
yan
et
帰る場所
帰る場所なんかない
私はあそこにいたくなくて家出したのだから
おばさんは喜んでるだろうな
わたしを嫌ってたし
村の人たちも誰も助けてくれなかった
あんな空間にいたくなかった
だから、家出をしたんだ
帰る場所なんかあるわけない
私の両親は私を置いて逝ったのだから
yan
et
yan
yan
yan
et
この人はなんで初対面の私に優しいのだろう
yan
yan
et
et
et
yan
yan
et
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「名前がないの」
yan
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仕方ないでしょ
私の両親は名前を私につける前に逝ったから
et
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yan
et
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yan
yan
yan
et
yan
yan
その言葉がどんな言葉よりも嬉しかった
彼が私の真っ黒な世界に光を灯してくれたんだ
それでもやっぱり迷惑はかけたくない
et
yan
et
yan
et
yan
et
yan
yan
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そんなこんなで急に決まった居候
流石にいいと言ってしまったので断れなかった
yan
et
et
yan
yan
et
yan
リビングに案内された私は部屋をぐるりと見渡す
意外と男のくせに綺麗なのが少し腹立つ
yan
et
yan
急にyanくんから出たチョコという言葉
それは、どうやら食べ物らしい
et
yan
びっくりしてるという事は多分知ってて当たり前なのだろう
et
yan
そう言ってチョコのかけらを私に手渡してくれたyanくん
et
et
yan
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初めて食べたチョコは
確かに甘くて、ほんのり苦かった
et
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急に泣いた私を見て驚いたyanくん
yan
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でも、違う
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"味がして美味しかっただけなの"